昆虫と土壌細菌の共生
- レコードナンバー
- 892031
- 論文タイプ
- 学術雑誌論文
- ALIS書誌ID
- ZZ00016779
- NACSIS書誌ID
- AN00352796
- 論文サブタイトル
- 害虫カメムシ-土壌間にみられる殺虫剤分解菌の動態解明
- 論文タイトル(英)
- Selective infection of insecticide - degrading bacteria from ambient soils to the bean bug Riptortus pedestris
- 本文言語
- ja
- 著者名
- 伊藤 英臣
- 誌名
- 土と微生物
- 別誌名
- Soil microorganisms
- 発行元
- 土壌微生物研究会
- 巻号ページ
- 69巻・1号,p.34-38(2015-04)
- ISSN
- 09122184
- 全文表示
- PDF(2345KB)
- 抄録
- 多くの動植物はその体内に共生微生物を持ち,緊密な相互作用を行っている。これまでに共生微生物の多くは宿主の栄養代謝に寄与することが知られているが,ときに驚くべき機能を宿主に賦与する。ダイズ害虫のホソヘリカメムシは,毎世代環境土壌中からBurkholderia属の共生細菌を獲得し腸内に保持することが知られている。近年,このカメムシが殺虫剤分解菌を取込んで,殺虫剤抵抗性になってしまう驚くべき現象を発見した。また,殺虫剤散布土壌と一緒にホソヘリカメムシを飼育し,殺虫剤散布により土壌中の殺虫剤分解菌が増殖すると害虫は殺虫剤分解菌を取込みやすくなることや,土壌中にわずかしか生息しない特定の系統の殺虫剤分解菌しか取込まないといったことも分かってきた。本稿ではホソヘリカメムシの共生系についてレビューするとともに,「共生細菌による害虫の殺虫剤抵抗性化」の実態解明に重要な,土壌-カメムシ間における殺虫剤分解菌の感染動態について最新の知見を含め総括する。
- 引用文献数
- 33
- 登録日
- 2015年7月6日
- 収録データベース
- JASI ; AGROLib