諏訪湖の水質改善に伴う糸状緑藻Mougeotia属の出現

諏訪湖の水質改善に伴う糸状緑藻Mougeotia属の出現

レコードナンバー892481論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00016414NACSIS書誌IDAN0024866X
著者名二木 功子
斎藤 梨絵
中村 剛也
宮原 裕一
東城 幸冶
花里 孝幸
朴 虎東
書誌名陸水學雜誌
別誌名Japanese journal of limnology
発行元日本陸水學會
巻号,ページ76巻・ 2号, p.99-109(2015-05)ISSN00215104
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抄録諏訪湖では各種の富栄養化防止対策が進展し,リン・窒素の外部負荷が減少している。その結果,湖内に発生する植物プランクトンの組成も変動し1999年からは藍藻類の減少が見られている。その後2011年には,Mougeotia属が8月から12月にかけて出現した。諏訪湖から分離したMougeotia属を核DNA 18S rRNA解析した結果,遺伝的に異なる二つの系統群(塩基配列は約4%(p-distance)異なる)が存在することが明らかになった。これらの系統群は塩基配列の違いから別種と考えられる。諏訪湖の系統群は,M. scalarisのグループとも異なり,諏訪湖と琵琶湖より分離した複数株が同じ系統群であることを始めて明らかにした。2012年1月のMougeotia属細胞長は2011年より長く,接合胞子形態から判断してM. elegantulaであると思われる。一般にMougeotia属は貧栄養から中栄養湖に存在し,諏訪湖では1960年代にも出現が記載されている。2011年のMougeotia属の出現は,現在の諏訪湖が水質改善の結果,藍藻優占の富栄養湖から中栄養湖への移行過程にあることを示唆している。
索引語諏訪湖;出現;Mougeotia属;系統群;水質改善;減少;分離;結果;塩基配列;存在
引用文献数40
登録日2015年10月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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