シイタケの菌床栽培技術の開発

シイタケの菌床栽培技術の開発

レコードナンバー892552論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00010768NACSIS書誌IDAN10149802
論文副題生理実験及び育種試験
著者名竹内 嘉江
小出 博志
書誌名長野県林業総合センター研究報告
別誌名研究報告
発行元長野県林業総合センター
巻号,ページ9号, p.37-50(1995-03)ISSN1342775X
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抄録(1)シイタケの2核菌糸体を用いてプロトプラストの作出条件を検討した結果、酵素処理6時間で菌糸体生重量1g当り10 7個レベルの量を得ることができた。(2)シイタケ野生株を用いたプロトプラストの再生率は1.24%で、クランプの有無により判別した1核菌糸体及び2核菌糸体の割合は11%,89%であった。(3)PDA平板培地におけるシイタケ野生株の菌糸伸長量は、市販品種に比べ低い値を示すものが多かったが、発生試験では市販品種よりも良好な子実体発生状況を示すものも認められた。(4)液体培地におけるシイタケ菌糸体の成長量は、平板培地における菌糸伸長量とは異なった傾向を示し、やや低めに成長適温が認められた。(5)シイタケ野生株,市販品種を用いた比較栽培試験では、北研600,菌興535,KFES-1064で良好な子実体発生状況が認められた。また、系統,品種によって、子実体の形質,発生パターンに特性の差が認められた。(6)シイタケ野生株10系統を用いた比較栽培試験では、1培地当り300g程度の発生量を示すものが2系統認められた。また、第1回目の発生に集中発生する系統,小型の子実体が多数発生する系統等が認められた。(7)シイタケ市販品種16種類を用いた比較栽培試験では、中温性に区分されるもので良い発生状況を示すものが多く認められた。また、発生の後半になっても発生量が少なくかつ培地重量の減少の少ないもの,発生収穫の途中でトリコデルマの被害を多く受けるもの,奇形子実体が多く発生するもの等が認められた。(8)シイタケ野生株の交配株を用いた発生試験では、良好な子実体発生量を示すものは少なかった。変異株を用いた子実体発生試験では、子実体の発生量,形質が親株より向上する変異を示すものは認められなかった。(9)発生刺激温度試験からは、発生収穫時の室温14℃よりも低温での原基への温度刺激は、子実体の発生量にマイナスの効果となることが認められた。また、菌床栽培に適していると考えられる品種では、ある程度発生刺激温度に幅があっても品質の良い子実体の発生割合が多いことが認められた。(10)シイタケ野生株を用いた発生刺激温度試験からは、品種,系統によって各々特定の適正な発生刺激温度が存在することが推察された。
索引語発生;品種;シイタケ野生株;子実体;発生量;シイタケ;市販品種;比較栽培試験;量;発生試験
引用文献数32
登録日2015年10月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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