ウンシュウミカン園に発生する土着天敵を保護するための天然物由来の農薬を利用した体系防除の開発

ウンシュウミカン園に発生する土着天敵を保護するための天然物由来の農薬を利用した体系防除の開発

レコードナンバー892611論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20038090NACSIS書誌IDAA12462891
著者名副島 康義
内川 敬介
荒牧 貞幸
宮崎 俊英
書誌名長崎県農林技術開発センター研究報告
別誌名Bulletin of the Nagasaki Agricultural & Forestry Technical Development Center
発行元長崎県農林技術開発センター
巻号,ページ6号, p.139-157(2015-05)ISSN18848605
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抄録1) 銅水和剤(コサイドDFまたはコサイド3000)と炭酸カルシウム微粉末剤(ホワイトコート)の混用による黒点病防除効果は,マンゼブ剤(ジマンダイセン水和剤)と同等であった。2) 炭酸カルシウム微粉末を散布した果実は,無処理の果実と比べて,濡れた後の乾燥が速かった。3) 銅水和剤と炭酸カルシウム微粉末剤の混用による糖度,酸度,着色などの果実品質に影響はなかった。4) 銅水和剤と炭酸カルシウム微粉末剤を混用すると収穫後に果面に残存し,ブラシ付きの選果機を通しただけでは完全に除去することは難しく,ふき取るなどの措置が必要な場合がある。5) 銅水和剤と炭酸カルシウム微粉末剤の混用は,ミカンハダニの天敵であるカブリダニ類に影響を及ぼさないためカブリダニ類が保護され,他の土着天敵にも影響は小さかった。6) 銅水和剤と炭酸カルシウム微粉末剤の混用を利用した防除体系(天敵保護防除モデル)では、カブリダニ類が保護され,ミカンハダニの密度は果実品質への影響がない程度に抑制された。また,他の土着天敵への影響も小さかった。7) 天敵保護防除モデルは,化学農薬の使用回数を5回に減らすことができるとともに,黒点病,チャノキイロアザミウマに対しても十分な防除効果が認められた。8) しかしながら,天敵保護防除モデルのコストは慣行防除体系と比べて17%高かった。
索引語銅水和剤;炭酸カルシウム微粉末剤;混用;影響;保護;土着天敵;カブリダニ類;天敵保護防除モデル;利用;果実
引用文献数10
登録日2015年11月24日
収録データベースJASI, AGROLib

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