ケルセチン配糖体を高含有するタマネギ品種‘クエルゴールド’の育成

ケルセチン配糖体を高含有するタマネギ品種‘クエルゴールド’の育成

レコードナンバー892825論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20004168NACSIS書誌IDAA11608561
著者名室 崇人
嘉見 大助
杉山 慶太
書誌名園芸学研究
別誌名Horticultural research (Japan)
発行元園芸学会
巻号,ページ14巻・ 3号, p.305-311(2015-07)ISSN13472658
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抄録タマネギに含まれるフラボノイド類のケルセチンは,ヒト介入試験により血圧の抑制効果が報告されており,機能性成分として注目されている。そこで,既存の品種よりもケルセチンを高含有することで,消費者に対し付加価値を有する黄色のタマネギ品種を育成した。農研機構において育種素材のケルセチン含量を評価し,選抜素材系統より花粉親系統‘OPP-5’と種子親系統‘OSP-3’を開発した。‘クエルゴールド’は,両系統の交配より得られるタマネギF1品種で2013年に品種登録出願受理された。‘クエルゴールド’は寒地・寒冷地に適した中生の黄タマネギ品種で,収量性は主要品種‘北もみじ2000’に劣る。しかし,‘クエルゴールド’の乾物1g当たりのケルセチン含量は5.4mgQ・g-1 DWで,‘北もみじ2000’の3.2mgQ・g-1 DWおよび‘クエルリッチ’の3.4mgQ・g-1 DWよりも多く,ケルセチンを高含有する特徴を有する。そのため,既存品種に代わり通常の食生活において利用することで継続的により多くのケルセチンの摂取が可能となる。ケルセチンを高含有する特性は商品に付加価値を与え,食生活を通じて生活水準の向上を目指す新たな農産物の販売手段として,その利用が期待される。
索引語ケルセチン;クエルゴールド;高含有;タマネギ品種;育成;付加価値;ケルセチン含量;食生活;利用;中生
引用文献数16
登録日2016年01月20日
収録データベースJASI, AGROLib

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