寒冷地における水稲のタイヌビエに対する生育抑制力を簡易に評価する方法

寒冷地における水稲のタイヌビエに対する生育抑制力を簡易に評価する方法

レコードナンバー892924論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00015078NACSIS書誌IDAN00097258
著者名橘 雅明
渡邊 寛明
伊藤 一幸
書誌名雑草研究
別誌名日本雑草学会会報
Journal of weed science and technology
Weed research
発行元日本雑草防除研究会
巻号,ページ60巻・ 2号, p.35-42(2015-06)ISSN0372798X
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抄録雑草に対する競争力の強い水稲品種育成に資するため,秋田県大仙市において成熟期のタイヌビエ残存量と水稲形質との関係を調査し,タイヌビエに対する水稲品種の抑制力の評価法を検討した。水稲移植直後または移植後3週を過ぎて0.5葉期のタイヌビエを混植すると水稲品種による生育抑制程度の差異がやや不明瞭であったため,品種間差異が明瞭であった水稲移植後10~17日のタイヌビエ混植が抑制力の評価には適当と考えられた。タイヌビエ残存量は混植区における生育前半の群落内相対光量子束密度との相関が強く,水稲の草高や茎数との相関は弱かった。それらの関係は水稲単植区の測定値を用いた場合でも概ね同様の傾向を示し,さらに,単植区における群落内相対光量子束密度と水稲株の草冠長径,草冠短径,草高の3形質の積との間には強い相関関係が認められた。そこで,水稲26品種・系統を供試した試験を実施したところ,水稲移植後40日頃の上記水稲3形質の積とタイヌビエ残存量との間に負の相関関係が認められた。したがって,寒冷地におけるタイヌビエに対する水稲品種の生育抑制力は,水稲単植区における移植後40日頃の水稲株の草冠長径,草冠短径,草高の積により簡易に評価できると考えられた。
索引語タイヌビエ;水稲;評価;水稲単植区;水稲株;草冠長径;草冠短径;水稲品種;タイヌビエ残存量;草高
引用文献数22
登録日2016年01月20日
収録データベースJASI, AGROLib

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