平成18年7月豪雨により岡谷市等で発生した土石流の発生状況と自然環境要因

平成18年7月豪雨により岡谷市等で発生した土石流の発生状況と自然環境要因

レコードナンバー893258論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00010768NACSIS書誌IDAN10149802
著者名片倉 正行
小山 泰弘
山内 仁人
書誌名長野県林業総合センター研究報告
別誌名研究報告
発行元長野県林業総合センター
巻号,ページ23号, p.37-49(2009-03)ISSN1342775X
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抄録平成18年7月豪雨により,県下57カ所で土石流が発生した。被害の大きかった岡谷市の小田井沢川・本沢川・志平沢川の土石流を主な対象として調査を行った。土石流は極めて水分の多い黒色泥流で,土石流源頭部は岡谷市湊花岡渡戸を中心とした半径1km円内の標高905~1,045m(平均970m)に集中していた。周辺森林にはカラマツ人工林が多かったが,土石流発生地にはアカマツ二次林およびコナラ混交林もみられた。土石流の発生原因は大量の降水が厚さ2~3mのローム質土層を飽和させたところに,さらに随所からパイプ流による地下水噴出が起こったためと推定された。なお,ローム質土層の飽和素因として透水性不良な埋没性黒色土層の存在が考えられた。これら黒色土層は縄文時代以降,断続的に存在した草原的植生により形成されたものと推定された。対象地域の山腹に,江戸時代中期から明治・大正時代にかけて造成された桑畑が起源と推定される階段状地形が広く認められた。
索引語土石流;発生;推定;岡谷市;ローム質土層;存在;黒色土層;江戸時代中期;大正時代;発生状況
引用文献数20
登録日2016年01月26日
収録データベースJASI, AGROLib

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