水稲新品種「赤むすび」(富山赤71号、富山赤78号)の育成

水稲新品種「赤むすび」(富山赤71号、富山赤78号)の育成

レコードナンバー900539論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20036528NACSIS書誌IDAA12399117
著者名山口 琢也
表野 元保
前田 寛明
森川 真紀子
木谷 吉則
尾崎 秀宣
村田 和優
伊山 幸秀
小島 洋一朗
宝田 研
向野 尚幸
蛯谷 武志
書誌名富山県農林水産総合技術センター農業研究所研究報告
別誌名Bulletin of the Agricultural Research Institute, Toyama Prefectural Agricultural, Forestry and Fisheries Research Center
発行元富山県農林水産総合技術センター農業研究所
巻号,ページ6号, p.9-26(2015-03)ISSN18838227
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抄録「赤むすび」は富山県農林水産総合技術センターにおいて2011年に育成された、粳の赤米新品種である。消費者の健康志向のニーズに対応し、「コシヒカリ」の良食味性を受け継いだ、「コシヒカリ」を遺伝背景とする準同質遺伝子系統である。「赤むすび」の特性は次のとおりである。1. 食味特性 「赤むすび」は既存の赤米品種と比べ、「うまみ」、「ねばり」に優れ、食味の「総合評価」が高い。物性面でも「コシヒカリ」の特長を受け継ぎ、既存の赤米品種と比べ、「ねばり」が強く、冷めても硬くなりにくいという特長がある。2. 栽培特性 「赤むすび」は、熟期、穂数、穂長、玄米重および粒形など、収量構成に関する項目について、「コシヒカリ」と同質性が非常に高い。ただし、稈長に関しては、「コシヒカリ」より2~3cm長くなるため、やや倒伏しやすい傾向がある。3. 「コシヒカリ」との区別性 玄米色が赤いことで「コシヒカリ」と区別され、「富山赤78号」は外頴先端の色(ふ先色)、および出穂期の柱頭が紫色である点において、「コシヒカリ」との区別性がある。4. 抗酸化性 「赤むすび」の玄米は、「コシヒカリ」と比べ、優れた抗酸化能を有している。抗酸化性は、プロアントシアニジンなどのタンニン系色素が、ぬか層に豊富に含まれているためと推察される。
索引語コシヒカリ;赤むすび;区別性;育成;既存;赤米品種;ねばり;特長;抗酸化性;穂数
引用文献数27
登録日2016年05月13日
収録データベースJASI, AGROLib

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