東北日本海側地域における水稲収穫後の圃場への石灰窒素散布が漏生イネの出芽・苗立ちに及ぼす影響

東北日本海側地域における水稲収穫後の圃場への石灰窒素散布が漏生イネの出芽・苗立ちに及ぼす影響

レコードナンバー900666論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014890NACSIS書誌IDAN00189888
著者名大平 陽一
白土 宏之
山口 弘道
福田 あかり
書誌名日本作物學會紀事
別誌名Proceedings of the Crop Science Society of Japan
Japanese journal of crop science
日本作物学会紀事
発行元日本作物學會
巻号,ページ84巻・ 1号, p.22-33(2015-01)ISSN00111848
全文表示PDFファイル (1974KB) 
抄録ホールクロップサイレージ(WCS)用水稲品種および飼料米用等の多収性水稲品種の種子を秋田県大仙市の水田圃場に秋季に散播して擬似的に種子が脱落した状態を作出し,石灰窒素の散布によって漏生イネの出芽・苗立ちの抑制が可能か検討した。秋季から春季にかけて圃場表面で種子が越冬する条件では,秋季,冬季および春季の石灰窒素散布(50g m-2)は,いずれも無処理と比較して漏生イネの出芽率を低下させ,特に秋季の石灰窒素散布の効果が高い傾向にあった。その要因として,秋季の石灰窒素散布では,気温が高いことでシアナミドによる種子の休眠覚醒および発芽阻害の効果が高かったことと,その影響が及ぶ期間が長かったことが推察された。この他に,石灰窒素を水稲の漏生抑制に利用する上では,石灰窒素の散布後に一定期間は耕起しないことの重要性が示唆された。石灰窒素が種子に及ぼす影響として休眠覚醒効果とそれに続く発芽阻害効果があるが,石灰窒素処理によって短期間に発芽障害に至る品種で漏生抑制効果が大きかった。東北日本海側地域では,WCS用水稲品種および飼料米用等多収性水稲品種の収穫後,秋季に10aあたり50kgの石灰窒素を散布して翌年春季まで耕起しない,もしくは散布後3週間程度は耕起せずに放置することで,翌春の移植栽培条件における漏生イネの苗立ちは石灰窒素を散布しない場合と比較して1/6以下に抑制されることが示された。
索引語秋季;漏生イネ;石灰窒素;苗立ち;種子;石灰窒素散布;影響;散布;出芽;東北日本海側地域
引用文献数30
登録日2016年05月30日
収録データベースJASI, AGROLib

論文アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat