タイ東北部における農家のユーカリ林経営の継続と撤退の要因

タイ東北部における農家のユーカリ林経営の継続と撤退の要因

レコードナンバー901557論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00019031NACSIS書誌IDAA11307929
論文副題ナコンラーチャシーマー県を事例として
著者名井上 瞳
松下 幸司
Meunpong P.
神崎 護
書誌名森林研究 = Forest research, Kyoto
別誌名For. res., Kyoto
森林研究
発行元京都大学大学院農学研究科附属演習林
巻号,ページ79号, p.21-32(2016-01)ISSN13444174
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抄録タイの紙パルプ産業にとって,農家によって私有地で生産されるユーカリは重要な原料基盤である。農家によるユーカリ林経営は,タイにおけるパルプ産業の発展に伴って1990年代以降に急速に拡大した。拡大から二十数年を経た現在,ユーカリ林経営に関する問題点が指摘され,経営から撤退する農家の存在が明らかとなっている。本研究では,ユーカリ林経営の継続と撤退の要因を考察することを目的に,調査地周辺のユーカリ流通の全体像の把握と,ユーカリ林経営の経験のある農家間の特徴の比較を行った。調査は,主要なユーカリの産地であるタイ東北部のナコンラーチャシーマー県で実施し,木材チップ工場1,木材販売店14,植林農家62に対して聞き取り調査を行った。その結果,調査地周辺では,農家あるいは木材販売店従業員がユーカリの伐採と運搬を請け負い,仲買人としても機能する素材生産業者として活動し,彼らがユーカリの流通に重要な役割を果たしていた。また,ユーカリ林経営はユーカリ植林地面積が大きい農家ほど継続しやすく,小さい農家の間で撤退が起きていることが分かった。これは小規模農家ほど収益性の高いキャッサバへと移行する傾向があるためと考えられた。
索引語農家;ユーカリ林経営;ユーカリ;撤退;継続;タイ東北部;要因;ナコンラーチャシーマー県;タイ;拡大
引用文献数28
登録日2016年08月24日
収録データベースJASI, AGROLib

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