ニホンジカの高密度化による林床環境改変が初夏期の土壌動物群集に与える影響

ニホンジカの高密度化による林床環境改変が初夏期の土壌動物群集に与える影響

レコードナンバー901595論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00007967NACSIS書誌IDAN00124077
著者名敦見 和徳
奥田 圭
小金澤 正昭
書誌名森林立地
別誌名Japanese journal of forest environment
森林立地学会誌
発行元森林立地墾話会
巻号,ページ57巻・ 2号, p.85-91(2015-12)ISSN03888673
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抄録シカの高密度化に伴う林床環境の変化が土壌動物群集に与える影響を明らかにするため,栃木県奥日光のシカ密度の異なる3地域(各地域8地点)において林床環境と土壌動物群集との関係を検討した。シカ密度と林床環境条件との関係を検討した結果,シカ密度と土壌硬度に正の相関,A0層の厚さ,乾燥重量および孔隙度との間に負の相関がみられ,シカの高密度化により林床環境が改変されていることが示唆された。次に,TWINSPANと判別分析を用い,土壌動物の群集組成の変化要因を解析した。TWINSPANの結果,調査地点はグループA(シカ低密度地点)とB(シカ高密度地点)に,動物群はグループI~IVに分類された。土壌の孔隙に生息する中型の土壌動物や,捕食性の多足類などは,グループI~IIIに属し,グループBよりもAに多く出現した。一方,土壌の撹乱に耐性があるハネカクシ科や,植食性の半翅目などはグループIVに属し,グループAとBに同程度出現した。また,判別分析の結果,グループAとBの違いを最もよく判別する林床環境条件は,A0層の厚さと孔隙度であった。以上から,本調査地において土壌動物群集が変化した主要因は,シカの高密度化に伴うA0層の薄化および孔隙度の低下であると結論した。
索引語高密度化;土壌動物群集;シカ;林床環境;シカ密度;結果;A0層;孔隙度;影響;ニホンジカ
引用文献数47
登録日2016年08月24日
収録データベースJASI, AGROLib

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