離乳前後の子豚における枯草菌製剤の給与効果

離乳前後の子豚における枯草菌製剤の給与効果

レコードナンバー902012論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20011336NACSIS書誌IDAA11644791
著者名細野 真司
高橋 圭二
新垣 裕子
八木 健
書誌名千葉県畜産総合研究センター研究報告 = Bulletin of the Chiba Prefectural Livestock Research Center
別誌名千葉畜セ研報
発行元千葉県畜産総合研究センター
巻号,ページ15号, p.15-21(2015-11)ISSN13469746
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抄録離乳前後における子豚の疾病低減のため、枯草菌(Bacillus subtilis)製剤の給与効果を調査した。試験区は、市販の枯草菌製剤2種類をそれぞれ添加した2区と無添加の対照区とした。抗菌製剤を含まない飼料を用いて30頭を供試した試験1および抗菌製剤を含む市販の子豚用飼料を用いて45頭を供試した試験2を行った。供試した子豚の糞便の腸内細菌叢の調査により、枯草菌の検出率は、いずれの試験においても枯草菌製剤を給与した区が対照区に比べ高かった。さらに枯草菌の給与は、離乳ストレス下における腸内の有益菌である乳酸菌群の多様性を保持し、糞便スコアの低下および下痢症の程度と発生率を低減させた。しかし各試験区間における子豚の増体には、差が現れなかった。これは給与期間が短いことに起因すると推察された。各個体における、増体の良し悪しの分類と腸内細菌叢を解析する変性剤濃度勾配ゲル電気泳動(DGGE)法のバンドパターン分類の調査により、増体が良い個体は、離乳前から離乳後にかけて徐々にバンドパターンが変化していく傾向が認められた。逆に増体が悪い個体は、極端な変化をみせるか変化に乏しいかのどちらかであることが判明し、ほとんど変化のなかった個体は下痢症を呈していた。これらのことから離乳前後の子豚に対し枯草菌製剤を給与することは、腸内細菌叢の構成を良好な状態に保ち、下痢症の発生率を低減することから離乳管理として良好な影響を与えることが示唆された。
索引語子豚;供試;離乳前後;増体;変化;枯草菌製剤;低減;枯草菌;給与;個体
引用文献数21
登録日2016年10月11日
収録データベースJASI, AGROLib

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