水稲新品種「福島30号」の育成

水稲新品種「福島30号」の育成

レコードナンバー902029論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20036240NACSIS書誌IDAA12388584
著者名佐藤 弘一
佐々木 園子
渡邉 洋一
朽木 靖之
齋藤 隆
小林 伸英
佐藤 誠
書誌名福島県農業総合センター研究報告 = Bulletin of the Fukushima Agricultural Technology Centre
発行元福島県農業総合センター
巻号,ページ8号, p.11-21(2016-03)ISSN18825613
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抄録(1) 「福島30号」は、2015年に福島県で粳米品種として奨励品種に採用された。(2) 「福島30号」は、2003年に福島県農業総合センター(旧農業試験場)で「新潟71号」を母に、「福島14号」を父として交配し、初期のF1~F2世代は温室で集団養成し、F3世代では個体選抜を行い、F4世代以降は系統育種法により選抜、固定を図った。(3) 「福島30号」の特性は、以下のとおりである。A 出穂期、成熟期ともに「あきたこまち」より2日程度遅く、福島県の熟期区分では、“中生の早”に属する。B 中稈で“偏穂数型”の草型で、耐倒伏性は“やや強”で「あきたこまち」「ひとめぼれ」よりも強い。C いもち病真性抵抗性遺伝子型は、“+”と推定された。ほ場抵抗性は、葉いもちが“やや強”で、穂いもちが“強”である。D 障害型耐冷性は、“強”で「あきたこまち」より優れる。E 収量は「あきたこまち」よりも優り、「ひとめぼれ」並である。玄米は厚さがやや厚く玄米千粒重は「あきたこまち」「ひとめぼれ」よりやや大きい。品質は白未熟粒の発生が少なく良好である。F 食味は「あきたこまち」並の良食味である。(4) 栽培普及地帯は県内の中山間地(標高300m以上)である。(5) 栽培上の留意点として、極端な多肥栽培は、品質、食味の低下を招くので絶対に避ける。また、近年、カメムシによる斑点米が多いことから、一般害虫とともに適期防除を行う。
索引語こまち;強;ひとめぼれ;福島県;食味;品質;初期;F1;F2世代;選抜
引用文献数7
登録日2016年10月11日
収録データベースJASI, AGROLib

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