カシノナガキクイムシPlatypus quercivorus (MURAYAMA)の穿入孔から脱出した捕食者相

カシノナガキクイムシPlatypus quercivorus (MURAYAMA)の穿入孔から脱出した捕食者相

レコードナンバー902045論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20033214NACSIS書誌IDAA12349163
著者名伊藤 昌明
大橋 章博
書誌名岐阜県森林研究所研究報告 = Bulletin of the Gifu Prefectural Research Institute for Forests
発行元岐阜県森林研究所
巻号,ページ43号, p.5-11(2014-03)ISSN1882840X
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抄録カシノナガキクイムシの穿入孔にチューブトラップを設置し,穿入孔から脱出する捕食者を捕獲した。9分類群585個体の捕食者が捕獲され,すべて鞘翅目であった。その中で,ケシキスイ科幼虫とツツオニケシキスイ成虫の捕獲個体数が多く,全捕獲個体数の94.5%を占めた。ケシキスイ科幼虫の出現傾向は,調査地点間で偏りがみられ,また,材直径が大きくなるほど出現数は少なくなった。ツツオニケシキスイ成虫も調査地点間で出現数に違いがみられたが,材直径の増加とともに出現数も増えることが明らかとなった。なお,いずれの捕食者個体数も標高との間に相関関係はみられなかった。また,カシノナガキクイムシはオス1個体のみが採集された。以上の結果から,ツツオニケシキスイを含むケシキスイ科甲虫がカシノナガキクイムシの重要な捕食者である可能性が示唆された。また,材直径との関係から,ケシキスイ科甲虫が大径木内では成虫まで発達し,小径木内では成長しきれずに脱出することが推察された。これは,材内の餌資源量によるものと考えられた。
索引語穿入孔;カシノナガキクイムシ;脱出;捕食者;材直径;カシノナガキクイムシPlatypus quercivorus;捕食者相;捕獲;ケシキスイ科幼虫;オニケシキスイ成虫
引用文献数23
登録日2016年10月11日
収録データベースJASI, AGROLib

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