水稲新品種「山形112号」の育成

水稲新品種「山形112号」の育成

レコードナンバー902161論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20036621NACSIS書誌IDAA12403495
著者名中場 勝
結城 和博
佐野 智義
後藤 元
渡部 幸一郎
森谷 真紀子
佐藤 久実
水戸部 昌樹
齋藤 信弥
阿部 洋平
齋藤 寛
本間 猛俊
齋藤 久美
鈴木 隆由輝
渡部 貴美子
書誌名山形県農業研究報告 = Bulletin of Agricultural Research in Yamagata Prefecture
別誌名山形農業研報
Bull. Agri. Res. Yamagata
Yamagata Ken Nogyo Kenkyu Hokoku
発行元山形県農業総合研究センター
巻号,ページ8号, p.11-43(2016-03)ISSN18834655
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抄録「山形112号」は,山形県立農業試験場庄内支場(現山形県農業総合研究センター水田農業試験場)において,短稈・良質・良食味の「山形80号」を母に,多収・良食味の「山形90号」を父に人工交配し,その後代から選抜育成した水稲品種である。奨励品種決定調査において有望と認められ,2015年に山形県の奨励品種(優良品種)に採用された。熟期は育成地では“中生の晩”に属し,稈長は“短稈”,草型は“偏穂数型”で,耐倒伏性は「はえぬき」並の“強”である。いもち病真性抵抗性遺伝子型は“Pia,Pii”と推定された。葉いもち圃場抵抗性は“やや強”,穂いもち圃場抵抗性は“強”である。障害型耐冷性は“やや強”,穂発芽性は“やや難”である。「はえぬき」に比べ,玄米千粒重は2g程度重く,収量性は並である。高温耐性が「はえぬき」より強い“やや強”で,玄米の外観品質は背白粒などの白未熟粒が少なく,「はえぬき」を上回る高品質である。食味は,炊飯米の光沢,外観,白さ,味が「はえぬき」より優れ,中でも白さは「つや姫」並で「はえぬき」に優る良食味である。「はえぬき」に比べ,精米アミロース含有率はやや高く,玄米粗タンパク質含有率は並であり,味度は上回る。直播栽培における収量性は,「はえぬき」並で,玄米の外観品質は「はえぬき」に優る。ブランド品種「つや姫」に次ぐ本県の主力品種として,平坦地域で普及が見込まれる。
索引語はえぬき;強;短稈;良食味;玄米;収量性;外観品質;白さ;姫;育成
引用文献数25
登録日2016年10月11日
収録データベースJASI, AGROLib

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