酒造好適米水稲品種‘華錦’の育成とその特性

酒造好適米水稲品種‘華錦’の育成とその特性

レコードナンバー902165論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00011742NACSIS書誌IDAN10210823
著者名三ツ川 昌洋
木下 直美
藤井 康弘
渡邉 美弥子
春口 真一
坂梨 二郎
書誌名熊本県農業研究センター研究報告 = Research bulletin of the Kumamoto Prefectural Agricultural Research Center
発行元熊本県農業研究センター
巻号,ページ23号, p.1-9(2016-03)ISSN09158510
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抄録水稲‘華錦’は,熊本県農業研究センターにおいて,中生で倒伏に強く良質で醸造適性が優れる品種の育成を目標とし,“晩生の早”で倒伏に強く良質の‘夢いずみ’を母,“中生の晩”で醸造適性が優れる‘山田錦’を父とする交配組合せから育成された。‘華錦’の育成地(農産園芸研究所,合志市)における熟期群は“中生の晩”に属し,出穂期は‘山田錦’と同時期であるが,成熟期は‘山田錦’より4日程度早い。草型は穂数型であり,‘山田錦’より稈長が短く,耐倒伏性が優れる。いもち病真性抵抗性遺伝子型は“+”と推定され,葉いもちほ場抵抗性は“弱”,穂いもちほ場抵抗性は“やや弱”である。収量は‘山田錦’より標肥栽培でやや少なく,多肥栽培で同等かやや多い。玄米千粒重は‘山田錦’よりやや軽い。心白発現率は‘山田錦’と同等に高い。‘山田錦’より充実が良好で,心白以外の白未熟粒及び薄茶米の混入がやや少ないため,外観品質が優れる。本品種を原料に用いた醸造試験の結果は良好である。本品種の中生で‘山田錦’より倒伏に強い特性は,高標高地を除く熊本県の普通期作に広く作付けが可能であることを示している。当県におけるオリジナル性の高い酒造好適米としての普及,生産が期待される。
索引語山田錦;中生;育成;華錦;倒伏;特性;醸造適性;本品種;晩生;夢いずみ
引用文献数7
登録日2016年10月11日
収録データベースJASI

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