結腸ラセンワナにおける腸瘻・変位を呈した交雑種繁殖牛の一症例

結腸ラセンワナにおける腸瘻・変位を呈した交雑種繁殖牛の一症例

レコードナンバー902186論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20038563NACSIS書誌IDAA12483687
著者名田村 倫也
工藤 力
佐々木 理
庄野 春日
菊池 信貴
渡辺 一生
書誌名産業動物臨床医学雑誌 = Japanese journal of large animal clinics
発行元日本家畜臨床学会
巻号,ページ6巻・ 4号, p.170-174(2016-03)ISSN1884684X
外部リンク
全文表示PDFファイル (778KB) 
抄録2歳齢の未経産交雑種雌牛において食欲不振と第一胃拡張が認められたので,第一胃食滞を疑い加療したが改善が認められなかった。第5病日に直腸検査,超音波検査および血液検査により,円盤結腸の変位が関与する腸閉塞であることが推察されたので,右膁部切開による開腹手術を行った。円盤結腸は通常よりも右側および尾背側に捻転変位し,手拳大の変性壊死部位を認め,結腸ラセンワナ部の腸瘻が認められた。変性壊死部位のデブリードと腸管切除,腸管断端の吻合および円盤結腸の再形成を行い,腹腔内へ還納して捻転整復をし閉腹した。その後,症例は順調に回復した。本症例は,結腸ラセンワナにおける穿孔性病変と限局性腹膜炎による機能不全が先行し,二次的に円盤結腸の変位を呈したことで,機能的かつ物理的イレウス症状を表した稀有な例と考えられたが,腸管穿孔の原因は不明であった。また,本症例のような病態では迅速な開腹手術が治療法として有用であると考えられた。
索引語結腸;腸;変位;腸管;変性;壊死;部位;本症例;未経産交雑種雌牛;食欲不振
引用文献数12
登録日2016年10月11日
収録データベースJASI, AGROLib

論文アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat