積雪寒冷地低地土稲わらすき込み水田における耕起法の違いが翌年のメタン,一酸化二窒素発生量に及ぼす影響

積雪寒冷地低地土稲わらすき込み水田における耕起法の違いが翌年のメタン,一酸化二窒素発生量に及ぼす影響

レコードナンバー902296論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20011749NACSIS書誌IDAN00195767
著者名塩野 宏之
齋藤 寛
今野 陽一
熊谷 勝巳
永田 修
書誌名日本土壌肥料學雜誌 = Journal of the science of soil and manure, Japan
別誌名日本土壌肥料學雜誌 : 土壌・肥料・植物栄養
Japanese Journal of Soil Science and Plant Nutrition
日本土壌肥料学雑誌
発行元日本土壌肥料學會
巻号,ページ87巻・ 2号, p.101-109(2016-04)ISSN00290610
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抄録積雪寒冷地水田におけるメタン発生量の低減と水稲生育改善を目指し,収穫後に裁断,散布された稲わらの好気的分解を促進するため,秋耕によるメタン低減効果と稲わら分解及び水稲生育へ及ぼす影響について調査した。秋耕は耕起深を2段階設定し,秋浅耕(水稲収穫時に稲わらを散布した後10月下旬から11月上旬の間に5~8cmの深さで耕起し,翌春にも耕起)または秋通常耕(同様に18~20cmの深さで耕起し,翌春にも耕起)とし,対照は春耕のみとした。1) メタン発生量は秋浅耕<秋通常耕<対照(春耕)となり,両秋耕によるメタン低減効果が見られた。また,秋通常耕に比べ秋浅耕の方でメタン低減効果は高くなった。2) 秋耕時から春耕までの稲わら分解率は秋浅耕(地表下4cmに埋設)≒秋通常耕(地表下10cmに埋設)>地表面設置となり,秋耕により稲わらの分解が進んだ。3) 水稲の茎数は,秋浅耕で最も多くなり,秋通常耕と対照(春耕)は同等だった。穂数,精玄米収量,玄米品質は各区同等だった。4) 秋通常耕に比べ秋浅耕でメタン低減効果と水稲生育改善効果が高かった要因として,秋通常耕に比べ秋浅耕では消雪から春耕起前の土壌水分が低く推移し同時期における土壌中の活性二価鉄量が少なく,以降の土壌還元が進みにくいことが影響していると推察された。
索引語秋浅耕;耕起;春耕;秋通常耕;稲わら;対照;メタン低減効果;影響;秋;水稲
引用文献数33
登録日2016年10月20日
収録データベースJASI, AGROLib

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