福島第一原発事故直後の福島県周辺の農地土壌における放射性物質濃度

福島第一原発事故直後の福島県周辺の農地土壌における放射性物質濃度

レコードナンバー902333論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20024563NACSIS書誌IDAN10037751
著者名木方 展治
大瀬 健嗣
谷山 一郎
書誌名農業環境技術研究所報告
別誌名Bulletin of National Institute for Agro-Environmental Sciences
Bulletin of the National Institute for Agro-Environmental Sciences
Bulletin of the National Institute of Agro-Environmental Sciences
Bull. Natl. Inst. Agro-Environ. Sci
農環研報
発行元農業環境技術研究所
巻号,ページ34号, p.23-28(2015-03)ISSN09119450
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抄録著者らは農林水産省や県からの要請を受け、宮城県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県および神奈川県において、福島第一原発事故直後の3月25日から4月2日にかけて採取された農地土壌試料の131I、134Csおよび137Cs放射能濃度を測定した。今回、これまで公表されていなかった131I放射能濃度を含めて、農環研で分析した結果を公開する。福島県周辺7県における131I濃度は18.1~2600Bq kg-1、134Cs濃度は5.8~1980Bq kg-1、137Cs濃度は7.0~2060Bq kg-1、放射性セシウム濃度は12.8~4040Bq kg-1である。各県内の分布を比較すると宮城県南部、栃木県北部および茨城県中央部などが高く、福島第一原発に近い地域ほどそれぞれの放射能濃度が高い。131I/137Cs濃度比は、宮城県が3.71、茨城県が6.10、栃木県が2.94、群馬県が2.11、埼玉県が3.28、千葉県が4.03、神奈川県が3.50と地域的な違いが認めらる。放射性プルームの放出時期や降雨の有無などにより、沈着時の131I/137Cs濃度比が地域によって異なったためと考えられる。134Cs/137Cs放射能濃度比は0.57~1.12であり、宮城県の平均値0.92は、茨城県や栃木県の平均値0.96や0.97よりも低い。その他の県では埼玉県の0.78や千葉県の0.91といった値もあるが、137Cs濃度が100Bq kg-1以下になると、濃度が低下するとともに134Cs/137Cs放射能濃度比のばらつきが大きくなることから、低濃度の試料では、測定精度を向上させた上で考察する必要がある。
索引語県;宮城県;茨城県;栃木県;埼玉県;千葉県;137Cs濃度;地域;群馬県;神奈川県
引用文献数5
登録日2016年10月20日
収録データベースJASI, AGROLib

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