河川敷野草の飼料化への試み(2)

河川敷野草の飼料化への試み(2)

レコードナンバー902629論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20009106NACSIS書誌IDAA11673053
著者名中井 里香
朝倉 康夫
古賀 健志
松田 浩典
倉田 佳洋
億 正樹
書誌名奈良県畜産技術センター研究報告
別誌名奈畜研報
発行元奈良県畜産技術センター
巻号,ページ40号, p.22-34(2016-03)ISSN13485083
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抄録河川敷野草を飼料としての利用向上をはかるため、夏期および秋期の野草を用いたサイレージにおいて、乳酸菌添加による発酵品質の向上を検討した。生育期で水分含量の高い夏期の野草を用いた場合、乳酸菌を添加してサイレージ調製を行うことにより、嗜好性が良く、品質の良いサイレージとなった。また、乳酸菌を添加することにより、一時的な降雨に遭ったとしてもカビを抑制し、高品質が保てることが示唆された。一方、出穂期~開花期を過ぎた水分含量が低い秋期の野草を用いた場合は、収穫適期を見極め、木質化する以前に刈り取る必要があった。野草の飼料作製には、水分含量の多い時期でのサイレージ調製が望ましいが、低水分である野草を用いる場合には、約3日間の予乾により水分を10%程度まで下げて梱包することで、乳酸菌を添加しなくても、良好な飼料となる可能性があった。また、4層巻き以上でラッピングを行い、破損した場合は補修をするとともに、保管方法を改善することによって保存性が高まり、カビの発生を抑制することが出来た。以上のことより、河川敷野草の飼料化にあたっては、乳酸菌の添加を考慮しながら季節に応じた調製を行うとともに、適切に保管する必要があると示唆された。
索引語野草;添加;乳酸菌;河川敷野草;夏期;秋期;サイレージ;カビ;水分含量;飼料化
引用文献数10
登録日2016年10月20日
収録データベースJASI, AGROLib

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