包括的土壌分類第1次試案に基づく北海道土壌図の作成

包括的土壌分類第1次試案に基づく北海道土壌図の作成

レコードナンバー902741論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20011749NACSIS書誌IDAN00195767
論文副題新分類基準による林野の黒ボク土分布域の改訂
著者名神田 隆志
高田 裕介
神山 和則
小原 洋
書誌名日本土壌肥料學雜誌 = Journal of the science of soil and manure, Japan
別誌名日本土壌肥料學雜誌 : 土壌・肥料・植物栄養
Japanese Journal of Soil Science and Plant Nutrition
日本土壌肥料学雑誌
発行元日本土壌肥料學會
巻号,ページ87巻・ 3号, p.184-192(2016-06)ISSN00290610
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抄録土壌図は持続的な土地利用計画の策定に欠くことができない知的基盤である。わが国の土壌図は土地利用ごとに作図されたため,単一の土壌分類法に基づいた実用的な土壌図は無かった。そこで本研究では,20万分の1土地分類基本調査土壌図(国土調査土壌図)を基図として,国土調査土壌図の代表断面に加え,現地調査および文献資料を用いて,北海道の包括土壌図を作成した。新たに作成した包括土壌図から,北海道において最も面積割合が大きかった土壌大群は黒ボク土大群(43%)であり,次いで褐色森林土大群(30%),低地土大群(11%)の順であった。また,黒ボク土分布域において,北海道北部では非アロフェン質黒ボク土が,北海道南部ではアロフェン質黒ボク土がそれぞれ主に分布していた。さらに黒ボク土分布域周辺では,褐色森林土亜群であるばん土質褐色森林土が分布していた。国土調査土壌図と包括土壌図を比較すると,最も顕著に変化が認められた土壌大群は黒ボク土大群と褐色森林土大群で,それぞれの割合の変化は,黒ボク土が18%から43%に増加したのに対し,褐色森林土が57%から30%と減少した。この結果,国際的な分類体系と整合性のとれた単一の土壌分類に基づく土壌図が北海道を事例に作成できた。さらに,本土壌図は土壌中の炭素蓄積量を算出する際に非常に有効であると考えられる。
索引語土壌図;作成;北海道;国土調査土壌図;包括土壌図;黒ボク土分布域;分布;土壌大群;黒ボク土大群;褐色森林土大群
引用文献数63
登録日2016年11月22日
収録データベースJASI, AGROLib

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