食品中自由水に含まれるトリチウムの共沸蒸留による分離・分析法

食品中自由水に含まれるトリチウムの共沸蒸留による分離・分析法

レコードナンバー902920論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00009680NACSIS書誌IDAN00117741
著者名曽我 慶介
亀井 俊之
蜂須賀 暁子
最上 知子
書誌名食品衛生学雑誌
別誌名Journal of the Food Hygienic Society of Japan
Food hygiene and safety science
J. Food Hyg. Soc. Jpn.
Food Hyg. Saf. Sci.
食衛誌
Shokuhin eiseigaku zasshi
発行元[日本食品衛生学会]
巻号,ページ57巻・ 4号, p.81-88(2016-08)ISSN00156426
全文表示PDFファイル (536KB) 
抄録福島第一原子力発電所事故以後,トリチウム(3H)を含んだ汚染水の環境中への放流の危険性が浮上し,食品の3H安全性評価が求められている。本研究では,食品中自由水に存在する3Hの実用的な分析法を確立するため,利便性と検出感度を指標に液体シンチレーション法の最適化を行い,食品中の自由水単離法として共沸蒸留法の検討を行った。検出下限値は年間1mSvの約0.01%となる10q/Lを満たすように3H測定条件を設定した。3H添加回収実験では,3H回収率が果実・野菜・肉・魚介類で85~90%,米や穀類で75~85%であった。一方,含水量の低い菓子類では,3H回収率が50%以下であったが,蒸留前に加水処理を行うことによって,3H回収率と精度が向上した。その結果,用いた全13食品群で,3H回収率75%以上,RSDが10%以内であった。したがって,本分析法は食品の3H安全性評価のための感度,精度を有し,広範囲の食品に適用可能と考えられる。本分析法を用いて流通食品42種類の3H分析を実施したところ,すべて検出下限値以下であった。
索引語食品;自由水;3H回収率;トリチウム;3H安全性評価;感度;精度;本分析法;汚染水;分析法
引用文献数10
登録日2016年11月22日
収録データベースJASI, AGROLib

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