東シナ海の流れ藻に蝟集する稚魚の摂餌生態と海洋環境

東シナ海の流れ藻に蝟集する稚魚の摂餌生態と海洋環境

レコードナンバー903068論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00008678NACSIS書誌IDAN00124667
著者名長谷川 隆真
万田 敦昌
高月 直樹
河端 雄毅
Nishihara G.N.
藤田 伸二
河邉 玲
山田 弥知
木下 宰
山脇 信博
森井 康宏
阪倉 良孝
書誌名水産増殖 = The aquiculture
別誌名Aquacult. Sci.
Aquaculture Science
Suisanzoshoku
発行元水産増殖談話会
巻号,ページ64巻・ 2号, p.157-171(2016-06)ISSN03714217
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抄録流れ藻には多くの水産上重要種の稚魚が付随するが,流れ藻の稚魚にとっての生態学的意義は明らかにされていない。筆者らは次の2仮説のいずれかが流れ藻付随稚魚に当てはまると考え,“concentration of food supply hypothesis”(流れ藻葉上生物を摂餌するため)と“indicator log hypothesis”(流れ藻をフロント域のような餌豊度の高い海域の目印とするため)を検証するため,2012年と2013年に東シナ海の流れ藻周辺の海洋環境,フロント域,動物プランクトン豊度,流れ藻付随稚魚の摂餌個体率を調べた。流れ藻は表層流の収束帯に集積されていたが,収束帯のプランクトン豊度は高くなかった。合計14個の流れ藻を採集し,合計22種(408尾)の稚魚の胃内容物を調査した結果,稚魚の49.7-99.7%の個体はプランクトンを選択的に摂餌していたが,葉上生物の摂餌個体率は高くなかった(50%未満)。以上の結果から,流れ藻の稚魚にとっての生態学的意義は摂餌場でないことが示唆された。
索引語流れ藻;稚魚;海洋環境;流れ藻付随稚魚;hypothesis;生物;摂餌;フロント域;摂餌個体率;摂餌生態
引用文献数46
登録日2016年11月22日
収録データベースJASI, AGROLib

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