衛星発信器により推定した北海道礼文島に生息するゴマフアザラシ(Phoca largha)の繁殖期および繁殖場

衛星発信器により推定した北海道礼文島に生息するゴマフアザラシ(Phoca largha)の繁殖期および繁殖場

レコードナンバー903314論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20005635NACSIS書誌IDAN00164184
著者名渋谷 未央
小林 万里
佐々木 理紗
和田 智竹
大石 康雄
書誌名東京農業大学農学集報
別誌名Journal of agriculture science, Tokyo University of Agriculture
Journal of agricultural science, Tokyo Nogyo Daigaku
東京農大農学集報
東農大農学集報
農学集報
東京農業大学農學集報
発行元東京農業大学
巻号,ページ61巻・ 2号, p.51-59(2016-09)ISSN03759202
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抄録礼文島を上陸場として利用するゴマフアザラシの繁殖期および繁殖場の推定を目的に,2009年~2014年に当島で本種の成獣(メス3個体およびオス1個体)と亜成獣(メス・オス各2個体)に衛星発信器を装着・放獣し,行動を追跡した。その結果,成獣はメス・オス共にタタール(間宮)海峡の海氷域に3月を中心に滞在し,その分布域も重複する傾向が見られた。また,上陸割合を算出できた成獣メス1個体においては,その3月に海氷上での上陸割合も高い値(日中: 56.7%,夜間: 23.9%)を示した。それ以外の成獣メス2個体の海氷上利用時期は2月~4月であった。成獣オス1個体の上陸割合も3月に最高値(日中: 47.2%,夜間: 15.1%)を示しており,その時期が当個体の交尾期であったと推定された。以上の結果と,本種の繁殖は一般的に海氷上で行われるとの既往知見から,礼文島を利用するゴマフアザラシの繁殖場は当海域であり,繁殖期は2月~4月と推定された。さらに,成獣に装着した発信器は4月以降にタタール海峡で脱落したことから,成獣は換毛期までタタール海峡を利用していたと推測された。一方,亜成獣は4月に礼文海域で発信器が脱落したことに加え,上陸割合も最大となったことから,換毛期は4月と推定された。
索引語ゴマフアザラシ;繁殖期;推定;成獣;上陸割合;繁殖場;夜間;利用;Phoca largha;衛星発信器
引用文献数35
登録日2016年12月15日
収録データベースJASI, AGROLib

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