エルシニア選択分離における酵素基質培地の有用性の評価

エルシニア選択分離における酵素基質培地の有用性の評価

レコードナンバー903380論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00009680NACSIS書誌IDAN00117741
著者名Nguyen K.T.
Naher K.
久保 亮一
谷口 隆秀
林谷 秀樹
書誌名食品衛生学雑誌
別誌名Journal of the Food Hygienic Society of Japan
Food hygiene and safety science
J. Food Hyg. Soc. Jpn.
Food Hyg. Saf. Sci.
食衛誌
Shokuhin eiseigaku zasshi
発行元[日本食品衛生学会]
巻号,ページ57巻・ 5号, p.166-168(2016-10)ISSN00156426
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抄録代表的なエルシニアの選択分離培地として知られるCefsulodin-irgasan-novobiocin寒天培地(CIN)は,Yersinia enterocolitica血清型O3やYersinia pseudotuberculosisの一部の菌株の発育を阻害することが知られている。最近,新しいエルシニア選択培地,CHROM agar Yersinia enterocolitica(CAYe)が開発されたので,その能力についてCINと比較検討を行った。Yersinia属菌株251株(病原性Y. enterocolitica 176株,Y. pseudotuberculosis 59株,および非病原性Yersinia 16株)について,CINとCAYeでの発育を検討した。その結果,病原性Y. enterocolitica O3 104株中10株とY. pseudotuberculosis 59株以外の198菌株は,32℃48時間の培養で両培地に発育可能であった。いずれかの培地に発育できなかった病原性Y. enterocolitica O3 10株のうち,9株はサプリメント添加CINで,1株はサプリメント添加CAYeで発育できなかった。サプリメント添加CINに発育できなかった9株のうち,3株は,サプリメント非添加のCINでも発育できなかった。しかし,サプリメント添加CAYeで発育できなかった1株は,サプリメント非添加のCAYeでは発育可能であった。これらのことから,前者ではCINの培地成分が,後者ではCAYeのサプリメントが発育の阻害にかかわっているものと思われた。また,Y. pseudotuberculosis 59株は,サプリメント非添加のCAYeではすべて発育できた。CAYeは,コロニーの色で病原性Y. enterocoliticaを他の非病原性Yersinia属菌や他菌種から選択的に識別でき,CINと同等またはそれ以上の選択力があり,病原性Y. enterocoliticaの分離には適しているものと思われた。
索引語発育;病原性Y.;pseudotuberculosis;CAYe;サプリメント添加CAYe;サプリメント非添加;1株;阻害;サプリメント;エルシニア
引用文献数13
登録日2017年01月27日
収録データベースJASI, AGROLib

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