架橋を経験した島嶼部の交流実態の変化に関する探索的研究

架橋を経験した島嶼部の交流実態の変化に関する探索的研究

レコードナンバー903526論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00015642NACSIS書誌IDAN00386889
論文副題テキストマイニングによるアプローチ
著者名山下 良平
奥井 竣
高橋 愛未
書誌名農村計画学会誌 = Journal of Rural Planning Association
別誌名Journal of rural planning
Journal of Rural Planning Association
発行元農村計画学会
巻号,ページ35巻・ 2号, p.124-132(2016-09)ISSN09129731
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抄録様々な生業が混在する島嶼部において,架橋というインパクトは地域にどのような変化を及ぼすかについて,実例をもとに検討を行った。本研究の分析の結果,架橋前は船による対岸地域との往来を主として,各地域で不足する財の補完や,伝統文化行事を通じた循環的交流が見られた。これが,架橋後は消費されるリゾート地という様相が見られはじめるという,農林漁業統計や人口統計によって計られる地域社会の量的変化とは異なる知見が得られた。他方で,多様な生業様式を活かして島内集落同士で相互補完的な社会的交換が見られたかについては,本研究結果からは明確に確認できなかった。これらは,いわゆる地理的隔絶地域の交通状況の改善が,地域に及ぼす影響を予察する結果としてみることができる。また,もともと沿岸地域など島外との繋がりが強かった交流のあり方が,近年のリゾート地域化という方向に変容したこと自体は時代の変化に適応的であると考えられるが,経済的利益と外部不経済(ゴミや渋滞など)の不整合が生じている事実もある。よって,集落間で対立意識が生じないように,新たな地域課題として対応するような方向付けも必要である。このように,ハード,ソフト両側面における公共政策的観点からも,本研究結果は貴重な記録と位置づけられる。
索引語変化;架橋;地域;島嶼部;結果;本研究結果;これら;もともと沿岸地域;交流;時代
引用文献数17
登録日2017年01月27日
収録データベースJASI, AGROLib

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