中小企業における環境負荷の把握と環境イノベーションの関係

中小企業における環境負荷の把握と環境イノベーションの関係

レコードナンバー903547論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00011887NACSIS書誌IDAN10165252
著者名Gao A.
中野 牧子
書誌名環境科学会誌 = Environmental science
別誌名環境科学会誌
発行元環境科学会
巻号,ページ29巻・ 5号, p.250-261(2016-09)ISSN09150048
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抄録環境負荷低減につながるイノベーションが環境マネジメントシステムの導入によって促進されることを示す研究が多数存在する。しかし,中小企業は大企業と比べ,環境マネジメントシステムの導入が困難であることが多い。中小企業が環境イノベーションを促進するにはどうすればよいのか。こうした背景を踏まえ,本研究では中小企業を対象に,自ら排出する汚染物質の把握(環境負荷の把握)という側面に焦点をあて,環境負荷の把握が環境イノベーションに影響を与えるかどうかを調べる。さらに,環境マネジメントシステムを導入していない場合における環境負荷把握の効果を調べるために,環境マネジメントシステムを導入している中小企業を除いたサンプルを用いた分析もあわせて実施する。分析に必要なデータは愛知県内の製造業に属する中小企業を対象に筆者が実施したアンケート調査を用いた。分析の結果,環境負荷を把握している中小企業は,そうでない中小企業と比べて環境負荷の小さい製品及び生産方法の開発を行っていることが明らかとなった。これは環境マネジメントシステムを導入している中小企業を除いた分析においても同様であった。本研究は,たとえISO14001をはじめとした環境マネジメントシステムを導入していない場合であっても,少なくとも自らの環境負荷を把握し「見える化」を行うことが,環境イノベーションにつながる可能性を示唆するものである。
索引語中小企業;環境負荷;把握;環境マネジメントシステム;導入;環境イノベーション;分析;促進;本研究;実施
引用文献数33
登録日2017年01月27日
収録データベースJASI, AGROLib

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