一食鳥処理場における検査で見られた筋胃病変の病理学的検索

一食鳥処理場における検査で見られた筋胃病変の病理学的検索

レコードナンバー903598論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00011607NACSIS書誌IDAN0007252X
著者名小野 浩輝
倉持 好
佐々木 淳
落合 謙爾
御領 政信
書誌名鶏病研究会報
別誌名Journal of the Japanese Society on Poultry Diseases
鶏病研究会報
巻号,ページ52巻・ 3号, p.175-179(2016-11)ISSN0285709X
全文表示PDFファイル (652KB) 
抄録廃棄原因と成り得る筋胃病変の理解を深める目的で,食鳥処理場より筋胃病変が認められたブロイラー鶏の筋胃を収集した。収集は二回にわけて行い,一回目の収集筋胃をA群,二回目をB群とした。収集した筋胃は,病理組織学的,免疫組織化学的に検索し,一部は鶏腎(CK)細胞を用いたウイルス分離,分離ウイルスを用いた感染実験を行なった。病理組織学的にA群では,ケラチノイド層の変性や壊死,欠損が認められるものの,粘膜固有層より下層では際立った炎症などはみられなかった。一方,B群では,筋胃腺の変性・壊死および粘膜下組織,筋層への炎症の波及がほとんどの筋胃で顕著であった。さらに,筋胃腺上皮細胞中に好塩基性の核内封入体がほとんどの筋胃で認められ,抗アデノウイルス抗体を用いた免疫染色では,核内封入体に一致して陽性反応を示した。ウイルス分離および感染実験で,B群の筋胃びらんは鶏アデノウイルス性筋胃びらんであることが示唆された。これらの結果から,鶏アデノウイルスの関与する筋胃びらんと,関与しない筋胃びらんとでは,病理組織学的な炎症の程度に顕著な違いが認められ,病理発生に相違のあることが示唆された。
索引語筋胃病変;筋胃;ほとんど;収集;筋胃びらん;炎症;ウイルス分離;感染実験;変性;壊死
引用文献数15
登録日2017年03月01日
収録データベースJASI, AGROLib

論文アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat