シイタケ子実体の生育および保存条件の違いが機能性成分含量に及ぼす影響

シイタケ子実体の生育および保存条件の違いが機能性成分含量に及ぼす影響

レコードナンバー903605論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00020889NACSIS書誌IDAA11352650
著者名作野 えみ
田淵 諒子
寺島 和寿
前田 亜紗
時本 景亮
書誌名財団法人日本きのこセンター菌蕈研究所研究報告 = Reports of the Tottori Mycological Institute
別誌名日本きのこセンター菌蕈研究所研究報告
菌蕈研究所研究報告
発行元日本きのこセンター菌蕈研究所
巻号,ページ46号, p.4-11(2016-06)ISSN03888266
全文表示PDFファイル (1728KB) 
抄録シイタケに含まれる3つの水溶性成分であるエルゴチオネイン,グアニル酸,エリタデニンに着目し,浸水栽培用の品種である菌興702号を用いてシイタケ原木栽培における生育条件および収穫後の保存条件が成分含量に与える影響を調べた。同じほだ木から発生した子実体で発生2回目のものと3回目のものについて成分含量を比較したところ,3つの成分いずれも2回目発生のものより3回目発生のものの方が顕著に含量が多かった。生育条件としては湿度と温度(10~30℃)の検討を行った。エルゴチオネインについては生育湿度と温度の違いにより含量がやや変化する傾向が見られたが,有意差は認められなかった。保存条件の影響は,5℃の低温であっても保存日数が長くなるほど含量が減る傾向が認められ,保存温度によっても含量が変化する傾向が見られた。グアニル酸については高湿度で生育させたものの方が低湿度で生育させたものに比べ有意に含量が多かった。生育温度については20℃より高くなると減少する傾向が見られ,20℃と25℃では有意差が認められた。保存条件については,日数が長くなるほど,また温度が高くなるほど,含量が少なくなる傾向が見られた。エリタデニンについては,生育湿度による含量の差は見られなかった。生育温度は10~30℃の範囲で温度が高くなるほどエリタデニン含量が多くなる傾向が見られた。特に子実体がほとんど生育しなかった30℃一定条件のものは圧倒的に高含量であった。その他の温度域では3回目発生の20℃一定と20-30℃変温サンプルの間にエリタデニン含量について有意差が認められた。保存条件については,収穫後すぐに乾燥させたものより,1日置いてから乾燥させたものの方が含量が多い傾向が見られたが,保存日数や保存温度による変化は少なく一定の傾向は認められなかった。
索引語含量;傾向;保存条件;生育;温度;影響;エルゴチオネイン;エリタデニン;収穫後;一定
引用文献数8
登録日2017年03月01日
収録データベースJASI, AGROLib

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