中国の条件不利地域における経営農地の大規模化の停滞

中国の条件不利地域における経営農地の大規模化の停滞

レコードナンバー903699論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20004775NACSIS書誌IDAN00202024
論文副題吉林省長白県を事例として
著者名全 勇
高柳 長直
書誌名農村研究
別誌名Journal of rural community studies
Nōsonkenkyu
Nōsonkenkyū
発行元東京農業大学農業経済学会→食料・農業・農村経済学会 (121号-)
巻号,ページ123号, p.38-52(2016-09)ISSN03888533
全文表示PDFファイル (1161KB) 
抄録中国では請負農地の流動化が促進され,一部の農村地域では農地の経営規模拡大が進んだ。一方,条件不利地域では依然として経営規模が小さく,経済格差の問題も深刻化している。本稿では,条件不利地域における経営農地の大規模化の停滞とその要因について明らかにすることを目的とした。調査地域である吉林省長白県では,農業基盤が弱く,それどころか,地域内の農地総面積でさえ減少する傾向である。また,農地利用権の流動は停滞し,農業の経営規模も小規模段階を脱していない。停滞の要因としては,第1に,農地が分散錯圃の状態であるので,村集団の仲介による農地の大規模経営を形成することが困難であった。第2に,若年層が出稼ぎにいっても,高齢者が農村に残されることで農地利用権の流動が促進されなかった。第3に,個々の農家では,公共目的での農地転用への期待が高まり,高額な補償金を入手しようとするため請負権を手放さない状況であった。
索引語農地;停滞;条件不利地域;中国;経営農地;大規模化;吉林省長白県;経営規模;流動;促進
引用文献数12
登録日2017年03月01日
収録データベースJASI, AGROLib

論文アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat