牛ふん堆肥から分離した高温性硝化細菌Bacillus sp. T3の選択培地とその利用

牛ふん堆肥から分離した高温性硝化細菌Bacillus sp. T3の選択培地とその利用

レコードナンバー903813論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00016779NACSIS書誌IDAN00352796
著者名嶋谷 智佳子
野口 勝憲
書誌名土と微生物
別誌名Soil microorganisms
発行元土壌微生物研究会
巻号,ページ70巻・ 2号, p.51-55(2016-10)ISSN09122184
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抄録堆肥から分離した高温性硝化細菌Bacillus sp. T3の利用にあたり,5種類の選択圧を用いて選択培地を開発した。選択圧1は,高温性硝化細菌Bacillus sp. T3は高塩化ナトリウム耐性があるため,選択培地組成の塩化ナトリウムの濃度を高めたこと。選択圧2は,色素エリトロシンに耐性を持ち,この色素を吸着することから,培地組成にエリトロシンを追加してコロニーを識別しやすくしたこと。選択圧3は,ストレプトマイシン硫酸塩と硫酸ポリミキシンBの抗生物質2種類併用して,他の菌の生育を抑制したこと。選択圧4は,検出されるコロニーが小さかったため,酵母エキスを添加し,コロニーを大きくして検出しやすくしたことである。最後に選択圧5として,この選択培地の培養温度を50℃に上げることにより,低温菌および中温菌の生育を抑制し,高温性硝化細菌Bacillus sp. T3が追跡できるようになった。高温性硝化細菌Bacillus sp. T3を堆肥化試験および太陽熱土壌消毒試験で利用したところ,開発した選択培地を用いて50℃で培養することにより,高温性硝化細菌Bacillus sp. T3は増加していることがわかり,硝化能の促進が認められた。開発した選択培地を用いて,堆肥および土壌中の高温性硝化細菌Bacillus sp. T3の動態を追跡することにより添加菌数と硝化能の関係を把握できる可能性が示唆された。
索引語T3;高温性硝化細菌Bacillus;選択培地;利用;開発;コロニー;分離;堆肥;菌;生育
引用文献数13
登録日2017年03月01日
収録データベースJASI, AGROLib

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