手賀沼の富栄養化湖沼水に含まれる懸濁物質に由来する堆積物の特性と園芸培地としての利用

手賀沼の富栄養化湖沼水に含まれる懸濁物質に由来する堆積物の特性と園芸培地としての利用

レコードナンバー910242論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20004168NACSIS書誌IDAA11608561
著者名塚越 覚
日下 ゆり
魯 娜
丸尾 達
北条 雅章
淨閑 正史
篠原 温
書誌名園芸学研究
別誌名Horticultural research (Japan)
発行元園芸学会
巻号,ページ16巻・ 1号, p.19-25(2017-01)ISSN13472658
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抄録手賀沼の富栄養化水を利用したヨウサイの養液栽培で水路に沈殿するSSを造粒し,園芸培地として有効利用できるかを検討した。SS培地のNO3-N含有量は市販培地に比べて極めて少なかったが,交換性Mnは非常に高い値を示した。培地を好気発酵処理すると,SS培地のNO3-N含有量は発酵処理温度30℃で処理前に比べて顕著に増加し,さらに処理中の培地の水分量が少ない程高い値を示した。交換性および水溶性Mn含有量は,SS培地の30℃処理では処理前よりも高くなった。一方,SS培地とバーク堆肥を混合することで交換性および水溶性Mn含有量が低下し,30℃処理でも処理後の水溶性Mn含有量の増加は認められなかった。45℃条件では培地の水分量にかかわらず,いずれの培地でもMn含有量が30mg・kg-1以下となった。30℃処理のSS培地では,コマツナの初期生育が抑制されたが,それ以外の処理区では,コマツナの生育の差は比較的小さかった。以上,SS培地で栽培したコマツナの生育は市販の園芸培土での生育に及ばなかったが,SS培地とバーク堆肥の混合物を好気発酵処理することによって化学性が改善するため,園芸培土として利用できる可能性があり,未利用資源の活用や富栄養化湖沼水の浄化の一助となると考えられた。
索引語SS培地;生育;培地;富栄養化湖沼水;利用;処理;NO3-N含有量;処理前;水溶性Mn含有量;コマツナ
引用文献数20
登録日2017年04月28日
収録データベースJASI, AGROLib

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