ハナノキに褐色円斑病を引き起こすPhyllosticta minimaの種特異的プライマーを用いたPCR法による検出

ハナノキに褐色円斑病を引き起こすPhyllosticta minimaの種特異的プライマーを用いたPCR法による検出

レコードナンバー910349論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20005635NACSIS書誌IDAN00164184
著者名矢野 顕子
本橋 慶一
書誌名東京農業大学農学集報
別誌名Journal of agriculture science, Tokyo University of Agriculture
Journal of agricultural science, Tokyo Nogyo Daigaku
東京農大農学集報
東農大農学集報
農学集報
東京農業大学農學集報
発行元東京農業大学
巻号,ページ61巻・ 3号, p.100-105(2016-12)ISSN03759202
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抄録ハナノキはカエデ属の日本固有種で,愛知県,岐阜県および長野県の限られた地域に自生している。本樹木は,個体数が減少していることから環境省レッドリストの絶滅危惧II類に選定され,その種の存続が危ぶまれている。植物病原菌Phyllosticta minimaによって引き起こされる褐色円斑病は,ハナノキに深刻な被害を与え,天然更新の阻害要因となっていることが考えられている。本研究では,ハナノキ罹病組織から病原菌を特異的に検出し,病害防除の上で重要となる感染経路を特定する目的で,種特異的プライマーを設計した。種特異的プライマーPmiFおよびPmiRは,P. minimaのrDNA ITS領域の塩基配列から設計され,分離菌株由来の全DNAを用いたPCR法で,その特異性が確認された。愛知県名古屋市で採集されたハナノキ組織から病原菌の検出を試みたところ,罹病葉のみならず潜在的に感染している無病徴の葉からも病原菌の検出が確認された。さらに,東京都八王子市に植栽されたハナノキの葉,葉柄,小枝,冬芽および腋芽について調査した結果,それぞれの組織から病原菌が検出された。P. minimaは6月から7月頃に罹病葉から腋芽(冬芽)へ感染,潜伏して,翌年の第一次感染源となることが明らかとなった。
索引語ハナノキ;検出;病原菌;P. minima;罹病葉;minima;種特異的プライマー;褐色円斑病;PCR法;Phyllosticta
引用文献数18
登録日2017年04月28日
収録データベースJASI, AGROLib

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