植物細胞壁構成成分の水熱処理技術の開発と抽出成分の酵素分解

植物細胞壁構成成分の水熱処理技術の開発と抽出成分の酵素分解

レコードナンバー910648論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20039427NACSIS書誌IDAA12509099
著者名天野 良彦
書誌名応用糖質科学
別誌名日本応用糖質科学会誌応用糖質科学
発行元日本応用糖質科学会
巻号,ページ7巻・ 1号, p.2-9(2017-02)ISSN21856427
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抄録本研究で開発した連続式の水熱反応装置は,常温・常圧でスラリー状の試料を投入し,高温・高圧の水処理を経て,再び常温・常圧の状態に戻して排出するものである。この水熱反応装置は水を完全な密閉容器内でガス層のない液密状態で反応させるところに特徴がある。このような条件では,水自体が触媒活性を有し,なおかつ誘電率が低いことから通常の水では溶解しない成分の抽出が可能となる。この性質を活かして,植物細胞壁の成分のうち主にヘミセルロースを可溶化させ,リグノセルロースとの分離を可能とした。通常ヘミセルロースの抽出にはアルカリが用いられることが多いが,天然のヘミセルロースは多くのエステル基により修飾されているため,これらの多くは加水分解されてしまっていた。本研究では,エステル基をできるだけ天然に近い形で保持できる水熱反応条件を特定し,これまでにない構造の糖質を抽出することに成功した。これらの抽出成分をNMRで構造解析すると共に,酵素処理後にMALDI TOF-MS分析を行い,水熱反応ではアセチル基やフェルラ酸などが保持された,重合度分布の広い画分が得られることを見出した。
索引語ヘミセルロース;水熱反応装置;水;抽出;開発;抽出成分;成分;本研究;常温;常圧
引用文献数29
登録日2017年05月17日
収録データベースJASI, AGROLib

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