中国内モンゴルのエジナ河・居延三角州における胡楊(Populus euphratica)林の現状と再生適地の判定

中国内モンゴルのエジナ河・居延三角州における胡楊(Populus euphratica)林の現状と再生適地の判定

レコードナンバー910811論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00012139NACSIS書誌IDAN10385361
著者名Wang S.
粟屋 善雄
書誌名森林計画学会誌 = Japanese journal of forest planning
発行元森林計画学会
巻号,ページ50巻・ 1号, p.15-26(2016-12)ISSN09172017
全文表示PDFファイル (19238KB) 
抄録中国内モンゴル自治区のエジナ河・居延三角州では,1940年代から1980年代初頭にかけて胡楊(コヨウ,Populus euphratica)などが軍用の建材や燃料として大規模に伐採され,胡楊は絶滅危惧種に指定された。そこで,現地調査と1977年,1990年,2000年および2010年のランドサットデータの判読結果に基づいて,胡楊の分布と回復の傾向を判定し,再生適地を明らかにすることを目的とした。GISでの解析によると,2010年までに人為的な撹乱はほぼ終わって植生の回復が始まり,一部のエリアでは胡楊への遷移が進んでいた。バッファリング解析では,胡楊が河川沿いの紅柳(コウリュウ,Tamarix ramosissima)林へ広がるのに,最低450年を要すると予想された。約40年間で大面積の森林が伐採されたが,回復には10倍以上の年月を要することになる。しかし,胡楊と他の樹種の混植や根切りが胡楊の更新を促すことが知られている。このため,胡楊の回復が見込める川沿いの紅柳林へ効果的に胡楊を混植し,拡大が止まっている胡楊林では根切りで更新を促進して再生に要する期間を短縮できると考えられた。
索引語回復;中国;内モンゴル;三角州;解析;年;GIS;Tamarix;10倍以上;現地調査
引用文献数23
登録日2017年06月05日
収録データベースJASI, AGROLib

論文アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat