スギ及びヒノキ幹材部の137Cs濃度分布比較と葉枯らし乾燥によるスギ幹材部の137Cs濃度低減効果

スギ及びヒノキ幹材部の137Cs濃度分布比較と葉枯らし乾燥によるスギ幹材部の137Cs濃度低減効果

レコードナンバー910944論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20037564NACSIS書誌IDAA12417230
著者名小川 秀樹
伊藤 博久
村上 香
吉田 博久
書誌名福島県林業研究センター研究報告 = Bulletin of the Fukushima Prefectural Forestry Research Centre
別誌名福島林研研報
Bull. Fukushima Pref. Forestry Res. Ctr.
発行元福島県林業研究センター
巻号,ページ49号, p.13-27(2017-03)ISSN13471406
全文表示PDFファイル (2425KB) 
抄録2013年2月に福島県内の2箇所の森林において、隣接して生育するスギ(Cryptomeria japonica)とヒノキ(Chamaecyparis obtusa)を伐倒し、高さ別に辺材と心材を採取して137Cs濃度を測定した。その結果、いずれの高さにおいても、スギでは辺材に対して心材の137Cs濃度が高いのに対し、ヒノキでは心材に対して辺材の137Cs濃度が高い傾向が得られた。さらに、別の箇所の森林内で隣接して生育するスギとヒノキ各4本から立木状態のまま成長錐を用いて材を採取し、辺材と心材の137Cs濃度を2012年から2014年まで継続的に測定した。その結果、スギの心材の137Cs濃度が年々増加する傾向にあることが明らかとなった。また、葉枯らし乾燥によるスギ幹材部の137Cs濃度低減効果を検証した。2013年10月に福島県内の森林において3本のスギを伐倒し、2本は8ヶ月間葉枯らし乾燥を行い、枝葉をすべて除去した1本の対照木と含水率と137Cs濃度の変化を比較した。その結果、葉枯らし乾燥を行ったスギでは、木材として利用価値の高い樹幹中央や元玉の辺材で137Cs濃度が低下し、逆に先端部の辺材で137Cs濃度が増加した。葉枯らし乾燥後の137Cs濃度の分布傾向から、葉枯らし乾燥による水の移動に伴い辺材の137Csが移動したと推察された。一方、心材では葉枯らし乾燥による137Cs濃度低減効果は確認されなかった。
索引語137Cs濃度;スギ;辺材;心材;葉枯らし乾燥;137Cs濃度低減効果;福島県内;伐倒;スギ幹材部;森林
引用文献数5
登録日2017年06月26日
収録データベースJASI, AGROLib

論文アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat