北海道における子実用トウモロコシの窒素利用特性と土壌診断に基づく窒素施肥対応(2)

北海道における子実用トウモロコシの窒素利用特性と土壌診断に基づく窒素施肥対応(2)

レコードナンバー911404論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20011749NACSIS書誌IDAN00195767
論文副題土壌診断に基づく窒素施肥対応の構築
著者名富沢 ゆい子
濱村 美由紀
須田 達也
渡部 敢
笛木 伸彦
吉田 昌幸
書誌名日本土壌肥料學雜誌 = Journal of the science of soil and manure, Japan
別誌名日本土壌肥料學雜誌 : 土壌・肥料・植物栄養
Japanese Journal of Soil Science and Plant Nutrition
日本土壌肥料学雑誌
発行元日本土壌肥料學會
巻号,ページ88巻・ 2号, p.100-108(2017-04)ISSN00290610
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抄録北海道の道央地域の低地土および台地土と,同十勝地域の火山性土を対象に,子実用トウモロコシの窒素吸収量と,総窒素施用量と土壌由来窒素量の合計値との関係を検討した。また,土壌由来窒素量の算出に熱水抽出性窒素(土壌の仮比重を考慮しない,以下同じ)を用いた結果から,土壌診断に基づく窒素施肥対応の構築を行った。1)作物の窒素吸収量と,総窒素施用量と熱水抽出性窒素の合計値の間に有意な相関関係が認められた。ただし,熱水抽出性窒素が70mg kg-1以上の十勝地域の火山性土では,これらの関係性が認められなかった。2)道央地域の低地土および台地土では,目標収量を10,000kg ha-1とした時の窒素吸収量は約210kg ha-1であり,その時の総窒素施用量と熱水抽出性窒素(土壌深0~10cm)の合計値は260kg ha-1であった。一方,収穫後の土壌中無機態窒素の残存程度から判断して,総窒素施用量と熱水抽出性窒素の合計値は240kg ha-1が適当と判断された。3)熱水抽出性窒素70mg kg-1未満の十勝地域の火山性土では,目標収量を10,000kg ha-1とした時の窒素吸収量は約180kg ha-1であり,総窒素施用量と熱水抽出性窒素(土壌深0~30cm)の合計値は320kg ha-1であった。4)総窒素施用量と熱水抽出性窒素の合計値から,対象圃場における熱水抽出性窒素の土壌診断値を差し引くことで,土壌由来窒素を考慮した総窒素施用量が算出できる。5)熱水抽出性窒素70mg kg-1以上の十勝地域の火山性土については,窒素用量試験の結果から判断して,総窒素施用量を140kg ha-1程度とすることが適当と考えられた。
索引語熱水抽出性窒素;総窒素施用量;合計値;十勝地域;土壌診断;窒素施肥対応;火山性土;窒素吸収量;判断;北海道
引用文献数13
登録日2017年08月03日
収録データベースJASI, AGROLib

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