微生物生態系の理解に向けた挑戦

微生物生態系の理解に向けた挑戦

レコードナンバー911492論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00016779NACSIS書誌IDAN00352796
論文副題微生物を用いた環境浄化の取り組みを緒として
著者名鈴木 研志
Fatma A.A.A.
二又 裕之
書誌名土と微生物
別誌名Soil microorganisms
発行元土壌微生物研究会
巻号,ページ71巻・ 1号, p.6-12(2017-04)ISSN09122184
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抄録微生物生態系の好適制御の必要性が指摘され続けているが,そのために必要な具体的な方法は未だ示されていない。それは微生物生態系の持つ複雑さに起因している。一方で,バイオリアクターを用いた物質生産の現場では,制御因子として動力学的パラメーターが利用されている。合成微生物生態学では,種々のモデリングなどが利用され,優占種や微生物群の挙動解析が進められている。本稿では,微生物生態系がTCE高分解能力を発揮するためにどのような考え方でアプローチしたのか,また生態系の制御を図る上で何が重要なのか,更には今後の課題について討議した。フェノール資化性TCE分解微生物に着目し,複数の菌株の分解特性を動力学的および機能遺伝子とリンクさせて解析した。その結果,分解能力に応じた識別およびモニタリング技術を構築し,TCE高分解能力を発揮するためには基質(フェノール)の低濃度供給が有効であることを示した。それに加えて,複合微生物生態系の制御因子としては,むしろ微生物間の複合的相互作用がより重要であることが示された。今後,微生物間相互作用の観点に立ち,微生物生態系を捉えなすことが必要だろう。
索引語微生物生態系;制御因子;利用;TCE高分解能力;発揮;生態系;制御;解析;分解能力;理解
引用文献数20
登録日2017年08月03日
収録データベースJASI

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