東京大学秩父演習林における標高に沿った土壌特性と環境要因の関係

東京大学秩父演習林における標高に沿った土壌特性と環境要因の関係

レコードナンバー911663論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00018016NACSIS書誌IDAN00025847
著者名執行 宣彦
梅木 清
平尾 聡秀
書誌名演習林
巻号,ページ59号, p.223-233(2017-03)ISSN04934326
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抄録森林土壌の生態系機能を維持管理する上で,土壌特性と環境要因の関係を理解することは重要である。急峻な地形を有する秩父演習林では,その土壌特性が植生のみならず,標高や傾斜度,曲率などの地形によって規定されると考えられる。そこで,本研究では,深度別の土壌特性(pH,全炭素量,全窒素量,CN比)と,植生(樹木の種多様性,針葉樹率)および地形(標高,傾斜度および斜面方位,曲率,累積流量)の関係を報告し,土壌特性に対する各環境要因の相対的重要性を調べた。土壌pHは土壌が深くなるにつれ上昇し,標高と樹木の種多様性は有意な負の関係を示していた。土壌特性と各環境要因の関係を線形混合モデルにより解析した結果,表層土壌のpHについては標高と植生が最も重要な変数であった。一方で,深度10-20cmと20-30cmの全窒素量においては,南側で流速が小さい場所で多くなる傾向が示され,地形が標高や植生より土壌特性に強い影響を及ぼし得ることが明らかとなった。これらの結果から,森林の土壌特性に対する局所的な地形や標高に沿った植生変化の重要性が示唆された。
索引語土壌特性;標高;関係;地形;植生;環境要因;傾斜度;曲率;全窒素量;樹木
引用文献数14
登録日2017年09月04日
収録データベースJASI

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