信州大学手良沢山演習林におけるREM法を用いたニホンジカ(Cervus nippon)の生息密度推定

信州大学手良沢山演習林におけるREM法を用いたニホンジカ(Cervus nippon)の生息密度推定

レコードナンバー911727論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20010647NACSIS書誌IDAA11845727
著者名田中 竜太
高畠 千尋
瀧井 暁子
泉山 茂之
書誌名信州大学農学部AFC報告
別誌名Bulletin Shinshu University Alpine Field Center
信州大学農学部アルプス圏フィールド科学教育研究センター報告
発行元信州大学農学部附属アルプス圏フィールド科学教育研究センター
巻号,ページ15号, p.55-60(2017-03)ISSN13487892
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抄録ニホンジカの生息密度の季節変動を明らかにするため,REM法(Random Encounter Model)を用い,信州大学農学部付属手良沢山演習林においてニホンジカの生息密度推定を行った。調査地は,標高950~1,450mに位置し,ヒノキを中心とした人工林が植生の95%以上を占める。生息密度の推定は,調査地に20台のセンサーカメラをランダムに設置し,ニホンジカの撮影頻度,群れサイズ,平均移動速度およびカメラの検出面積を用いて行った。2015年6月11日から2016年6月30日までの調査期間において,推定生息密度は月ごとに変化を示した(8.95~40.73頭/km2)。推定生息密度は,2016年1月(40.73頭/km2),2015年6月(38.91頭/km2)および9月(36.82頭/km2)に比較的高い値を示した。6月と9月の生息密度の高さはニホンジカの撮影頻度と関係していた。6月はメスジカおよび当歳仔,9月はオスジカの撮影頻度が高く,それぞれニホンジカの出産期と交尾期に一致していた。一方,1月はニホンジカの撮影頻度が低かったにも関わらず生息密度が高かった。この理由としては一群れあたりの頭数が多かったことに加え,平均移動速度が低かったことが考えられた。これらのことから,ニホンジカの生息密度の季節変動には,繁殖期などの季節的な行動が関係していることが推察された。
索引語ニホンジカ;生息密度;撮影頻度;REM法;生息密度推定;信州大学手良沢山演習林;季節変動;調査地;平均移動速度;推定生息密度
引用文献数23
登録日2017年09月04日
収録データベースJASI, AGROLib

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