「林政八書」中の「山奉行所規摸帳仕次」

「林政八書」中の「山奉行所規摸帳仕次」

レコードナンバー911913論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00015170NACSIS書誌IDAN00250548
論文副題その和訳・英訳と内容分析
著者名仲間 勇栄
Purves J.M.
陳 碧霞
書誌名琉球大学農学部学術報告 = The science bulletin of the College of Agriculture, University of the Ryukyus
別誌名The science bulletin of the Faculty of Agriculture, University of the Ryukyus
発行元琉球大学農学部
巻号,ページ63号, p.35-44(2016-12)ISSN03704246
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抄録この「山奉行所規摸仕次帳」は、全13項目の条文のうち、伐木に関わるものが5項目、山役人の職務と伐採の仕方に関するものがそれぞれ3件、盗伐の取締りが2項目となっている。とくに目を引くのが、山の保全に関する禁止事項である。山を保全する抱護の場所や、山を囲む山野の境の樹木は、厳しく伐採を禁止されている。抱護にはその閉じ口(山の稜線が谷間に入り組んでいる所)の樹木の保全が大切という。その場所を切り開くと、風が山中に吹き込んで、山が荒廃していく原因になる。さらに寄伐(よせばつ)といって、1箇所に集中して手当たり次第に有用な木を伐り尽くすやり方を戒めている。これは今日でいえば、皆伐のようなものであるが、それによって山気(山の空気)が乱れ、奥山の木々が衰退していくとしている。材木の納入については、まず王府から各間切番所に、手形(納品書)が発送される。その手形には、御用の木の寸法(長さ・太さ)や用途が詳しく書き記されている。その手形にもとづいて、山役人たちが山地で寸法に合致した樹木を選別し伐採する。その伐採木が寸法に合わず、王府に届けられた後、差し替えされる事態が発生する。これは伐採木の無駄遣いになるので、その責任は山役人にある、と戒めている。それを防ぐために、山役人には、山工の正法(山の保育・管理の技術)を伝授してあるので、そのことをよく心得て職務に励むよう言い渡している。
索引語山;抱護;木;王府;伐採木;伐採;保全;樹木;手形;寸法
引用文献数9
登録日2017年10月02日
収録データベースJASI, AGROLib

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