米麦二毛作地域における飼料イネ生産の経営的評価

米麦二毛作地域における飼料イネ生産の経営的評価

レコードナンバー912228論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20023045NACSIS書誌IDAA1205513X
著者名大石 亘
千田 雅之
書誌名関東東海農業経営研究
別誌名Kanto Tokai journal of farm management
Kantō Tōkai journal of farm management
発行元関東東山東海農業経営研究会
巻号,ページ100号, p.121-126(2010-02)ISSN13423118
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抄録耕種経営が飼料イネを生産する営農計画モデルを作成して、シミュレーション分析を行ない耕種経営における飼料イネ生産を評価した。営農計画モデルは水田面積規模で8haと16haの2類型を設定し、飼料イネの収穫機として、従来からのフレール型を利用する場合と、新開発の細断型を利用する場合を想定した。分析の結果、次の諸点が明らかになった。水田面積と飼料イネ作付との関連では、水田面積が増加するに伴い、飼料イネ作付は増加するが、やがてピークを迎え、さらに水田面積が増えると減少していく。これは、小麦単作(夏季: 管理除草)の有利性が水田面積が増えるにつれ大きくなるからである。細断型収穫機の利用は飼料イネの有利性を大きくして、飼料イネ作付のピークを高め、その後の減少率を小さくする。収穫機の型式及び耕種経営の類型別では、飼料イネはフレール型の利用では8ha類型で2.8haが作付され、16ha類型では作付されない。収穫調製ロスが少なく製品収量が増加する細断型の利用では8ha類型で8.0haへと作付が増加し、16ha類型では2.1ha作付される。飼料イネの作付面積を増やす細断型収穫機の利用は、その購入費用を考慮しても経済効果があり、耕種経営の飼料イネ作付を安定させる。収穫調製時期の労力分散を可能とする飼料イネ早植栽培の導入は、春季労働の競合が制約となり飼料イネ生産を増加させる効果は小さい。飼料イネサイレージの販売価格が流通粗飼料と同水準へ価格上昇した場合、飼料イネ生産の有利性が大きい8ha類型や細断型収穫機を利用する場合において、より大きな経済効果をもたらす。
索引語飼料イネ;利用;作付;増加;水田面積;飼料イネ作付;飼料イネ生産;耕種経営;有利性;細断型収穫機
引用文献数8
登録日2017年10月30日
収録データベースJASI, AGROLib

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