ネリカおよびネリカと日本品種の交雑後代系統の地上部成育と根系成育

ネリカおよびネリカと日本品種の交雑後代系統の地上部成育と根系成育

レコードナンバー912309論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014870NACSIS書誌IDAN0038751X
著者名鯨 幸夫
瀬川 里奈
折谷 隆志
書誌名農業および園芸 = Agriculture and horticulture
発行元養賢堂
巻号,ページ92巻・ 8号, p.665-672(2017-08)ISSN03695247
全文表示PDFファイル (923KB) 
抄録ネリカ品種およびネリカとササゴールドの交雑後代系統を材料に用い,湛水管理と乾田管理における各種成育と根系成育を調査し,一般的な湛水栽培への適応性について検討した。ネリカ1,4,10,およびネリカ10と折谷が育成したササゴールドとの交雑(2008年)後代でF4にあたるE-1-1系統とE-1-2系統,ネリカ1とササゴールドの交雑後代であるA-1-8系統を供試材料に用いた。栽培条件は湛水管理と乾田管理とし,ポットを用いた試験と根箱試験および圃場試験を行った。ネリカおよび交雑後代系統の地上部成育量は湛水管理でも乾田管理でも大きな差は認められなかった。ネリカ1とネリカ10の総根乾重は乾田管理と湛水管理との間で有意差は認められず,ネリカ4は湛水管理で総根乾重が少なくなる傾向が認められた。総根乾重は湛水管理と乾田管理ともにネリカ1が最も多かった。ネリカ1は湛水管理で栽培しても成育適応性が高いと考えられた。土壌20cm以下に含まれるネリカの根乾重比(%)は乾田管理で大きくなり,湛水管理では土壌表層(0~10cm)の根乾重比(%)が大きく浅根化していた。根系は土壌深くまで伸長していた。交雑後代系統の最大根長には湛水管理と乾田管理の違いによる差が認められなかったものの,9月30日におけるA-1-8系統の根数と根乾重は湛水管理で有意に大きくなり,総根乾重はE-1-2系統を除いて湛水管理で多くなった。ネリカとササゴールドの交雑後代系統A-1-8は湛水管理で根系が良く発達したことから,水稲としての栽培も期待できると考えられる。
索引語湛水管理;ササゴールド;乾田管理;交雑後代系統;総根乾重;管理;栽培;乾重;根;根系成育
引用文献数15
登録日2017年11月16日
収録データベースJASI, AGROLib

論文アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat