ユーグレナ培養に適したメタン発酵消化液の処理条件の検討

ユーグレナ培養に適したメタン発酵消化液の処理条件の検討

レコードナンバー912557論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20009763NACSIS書誌IDAA11830967
著者名藤谷 泰裕
坂口 和歌子
高井 雄一郎
書誌名大阪府立食とみどりの総合技術センター研究報告 = Bulletin of Agricultural, Food and Environmental Sciences Research Center of Osaka Prefecture
別誌名Bull. Agr. Food Env. Res. Ctr. Osaka
大阪食とみどり技セ研報
大阪府立食とみどりの総合技術センター研究報告
発行元大阪府立食とみどりの総合技術センター
巻号,ページ43号, p.13-17(2007-03)ISSN13484397
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抄録メタン発酵処理システムの開発が進んでいるが,発酵後のメタン発酵消化液には,アンモニア態窒素等のNやPが多く含まれており,システム普及上の障害となっている。そこで,消化液中のNとPをユーグレナ細胞に変換させ,消化液の浄化と家畜飼料として利用することを目的として,ユーグレナ培養に適した消化液の凝集処理を検討した。消化液はポリ鉄1/100(v/v)と高分子凝集剤1/6000(v/v)の添加後24時間静置すると,ユーグレナの培養可能な程度まで透明になった。このときのTNは,消化液原液の1170mg/lに対し,凝集反応後は66~70%に減少した。TPはいずれも検出されなかった。消化液を添加した培地でユーグレナの増殖は可能であったが,煮沸処理した消化液で良好な増殖率が得られたことから,ユーグレナ増殖の阻害の一因と考えられる微生物汚染のリスクを低減できたと考えられた。消化液の添加量の増加にしたがい,ユーグレナの増殖率が低下したことから,CM培地成分の減少が増殖率に影響を及ぼしたことが考えられる。あるいは,消化液由来のTN濃度の増加に,ユーグレナが速やかに対応できなかった可能性も考えられ,今後,さらなる研究が必要と求められる。以上結果から,浮遊物質が多く黒濁した消化液でも,少量の凝集剤の添加で透明な処理水が得られ,ユーグレナが生育可能な窒素濃度域と競合する他の微生物の生存が困難なpHを確保することが示された。
索引語消化液;ユーグレナ;増殖率;ユーグレナ培養;メタン発酵消化液;検討;添加;減少;増加;添加後24時間静置
引用文献数9
登録日2017年12月06日
収録データベースJASI, AGROLib

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