千葉県の主要農耕地土壌における養分の経時変化とその要因解析

千葉県の主要農耕地土壌における養分の経時変化とその要因解析

レコードナンバー912723論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20036927NACSIS書誌IDAA12412168
著者名永沢 朋子
八槇 敦
斉藤 研二
書誌名千葉県農林総合研究センター研究報告 = Annual research bulletin of the Chiba Prefectural Agriculture and Forestry Research Center
別誌名CAFRC Res. Bull.
千葉農林総研研報
発行元千葉県農林総合研究センター
巻号,ページ9号, p.31-41(2017-03)ISSN18835295
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抄録千葉県の農耕地土壌における7巡目の調査結果から,土壌の可給態N,可給態P2O5及び交換性K2O含量と,N,P2O5及びK2O施肥量の実態を明らかにし,土壌養分の変化に及ぼす施肥及び堆肥による養分投入量の影響を解析した。1. 可給態Nは,水田では4巡目以降,野菜畑の黒ボク土では5巡目以降,褐色低地土では6巡目以降,野菜施設の黒ボク土では6巡目以降に減少傾向がみられ,施肥量の影響が推察された。可給態P2O5は,野菜畑及び野菜施設の黒ボク土及び褐色低地土では6巡目以降に増加傾向がみられた。2. 水田のN,P2O5及びK2O施肥量は,2巡目以降漸次減少し7巡目には1巡目の50%以下となった。野菜畑のN施肥量は1巡目が最も多く,黒ボク土,褐色低地土及び褐色森林土では6巡目まで概ね減少傾向にあった。P2O5施肥量は,褐色低地土及び褐色森林土では大きな増減がなく,黒ボク土では6巡目に減少し7巡目で増加した。野菜施設では,黒ボク土のN施肥量は6巡目で減少し,黒ボク土及び褐色低地土のP2O5施肥量には4巡目以降で有意な増加は認められなかった。3. 養分投入量から施肥基準量を減じて差し引き量としたところ,水田及び野菜施設では,N差し引き量が少ないほど可給態Nが低い傾向にあり,N肥沃度維持のためには施肥基準量のN施用が必要と判断された。4. 野菜畑及び野菜施設の褐色低地土では,多くの地点で可給態P2O5が本県の診断基準100mg/100gを超過していた。野菜施設の褐色低地土ではP2O5差し引き量が多いほど可給態P2O5が増加する傾向にあったことから,P2O5の過剰な蓄積を抑制するには,施肥基準量よりも減量あるいは堆肥施用量の削減を行うことが必要と判断された。
索引語黒ボク土;褐色低地土;6巡目;野菜施設;野菜畑;傾向;減少;増加;7巡目;水田
引用文献数24
登録日2018年01月15日
収録データベースJASI, AGROLib

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