妊娠後期から授乳期の母豚およびその娩出子豚へのコラーゲンケーシング添加飼料給与が分娩時成績,子豚の発育,産肉および血清成分に及ぼす影響

妊娠後期から授乳期の母豚およびその娩出子豚へのコラーゲンケーシング添加飼料給与が分娩時成績,子豚の発育,産肉および血清成分に及ぼす影響

レコードナンバー920117論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00011654NACSIS書誌IDAN10202971
著者名山田 未知
渡邊 雄生
吉田 葉奈子
三谷 朱紀安
原 隆之
田上 貴祥
岩崎 智仁
菅野 美樹夫
竹花 一成
杉山 慎治
蛯原 哲也
小山 洋一
山田 幸二
中辻 浩喜
書誌名日本養豚学会誌 = The Japanese journal of swine science
発行元日本養豚学会
巻号,ページ54巻・ 3号, p.130-141(2017-10)ISSN0913882X
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抄録妊娠後期から授乳期の母豚および娩出子豚へのコラーゲンケーシング残さ(以下「ケーシング」)給与による分娩時成績,子豚の発育,産肉および血清成分への影響について検討した。デュロック種(D種)を交配し,市販飼料のみを給与したランドレース種と大ヨークシャー種の交雑母豚から娩出された子豚を対照区,同じくD種を交配し,分娩予定1ヶ月前から離乳時(21日齢)まで市販飼料に外付けでケーシングを5%添加した飼料を給与した同種母豚から娩出された子豚を試験区とした。対照区では哺乳期から肥育期まで各市販飼料を,試験区では市販飼料に外付けでケーシングを5%添加した飼料をそれぞれ給与して体重約115kgまで調査を行った。分娩時の産子数や生存産子割合,生時体重,哺乳期および離乳期の一日平均増体量(DG),子豚期および肥育期のDGおよび飼料要求率,枝肉成績,胸最長筋の加熱損失,剪断力価およびヒドロキシプロリン量,胸最長筋の官能検査結果には両区間に差はなかった。血清成分では,対照区に比べ試験区で子豚期のアルブミンが有意に低値を示し,肥育期の総タンパク質が低い傾向を示した。また,子豚期および肥育期のアスパラギン酸アミノトランスフェラーゼと肥育期のアラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT)は対照区に比べ試験区で有意に低値を示し,子豚期のALTも対照区に比べ試験区で低い傾向が見られた。さらに子豚期の中性脂肪とHDLコレステロール,肥育期の中性脂肪と総コレステロールは対照区に比べ試験区で有意に低値を示し,子豚期の総コレステロールは対照区に比べ試験区で低い傾向を示した。筋肉間脂肪の脂肪酸組成は両区間で大きな差はなかった。以上の結果から,ケーシングは血清中の脂質成分や肝機能に係る酵素に影響を及ぼすものの,外付け5%程度の添加であれば,母豚の分娩時成績や子豚の発育,産肉には影響を及ぼさないことが確認された。
索引語肥育期;子豚期;対照区;試験区;子豚;市販飼料;影響;ケーシング;妊娠後期;授乳期
引用文献数41
登録日2018年03月12日
収録データベースJASI, AGROLib

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