高透湿性フィルムを活用した大苗育苗システムの開発

レコードナンバー
920135
論文タイプ
学術雑誌論文
ALIS書誌ID
ZZ00014870
NACSIS書誌ID
AN0038751X
本文言語
ja
著者名
中野 明正 ; 鷲谷 公人 ; 近江 祐依 ; 藤田 慎一 ; 岩崎 泰永
誌名
農業および園芸 = Agriculture and horticulture
発行元
養賢堂
巻号ページ
92巻・11号,p.959-963(2017-11)
ISSN
03695247
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PDF(1197KB)
抄録
人工光型育苗装置において,フィルムを活用したトマトの大苗育苗法を開発した。本方式は,苗の周囲をTAC(三酢酸セルロース: Tri acetyl cellulose)で覆うことにより,支柱などを設置しなくても,転倒せずに大苗育苗が可能であった。また,プラグトレイなどでトマト苗を20日以上育苗すると,相互に葉が絡まり合うため,たとえ生育ができたとしても,取り出しが困難となるが,本手法では,葉が相互に絡まることなく取り出しが可能であった。通常の湿度を通過しないフィルムでは,徒長および葉色の低下が認められたが,TACフィルムを使用した場合は,フィルムで覆わないものと同等の苗が育苗可能であった。花数も対照と同等の数が維持され,この手法は生産現場にも導入できる可能性が高い。実際,フィルム内の湿度を計測したところ,通常の透湿性のないフィルムでは,TACフィルムに比べ湿度が高く推移した。連続した過湿条件により徒長や葉色の低下が発生したものと考えられた。一方で,より好適な環境に維持されるTACフィルムでは,このような障害が回避され,良質の大苗が生産された。
引用文献数
4
登録日
2018年3月12日
収録データベース
AGROLib ; JASI