未利用竹材を用いたセルフビルド可能な農業用ハウス構造の開発(1)

未利用竹材を用いたセルフビルド可能な農業用ハウス構造の開発(1)

レコードナンバー920142論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00015617NACSIS書誌IDAN00201054
論文副題三重県熊野市で建設された「熊野バンブーグリーンハウス」の事例
著者名長野 伸悟
小林 広英
谷 幸次
書誌名農業施設
別誌名Journal of the Society of Agricultural Structures, Japan
発行元農業施設学会
巻号,ページ154号, p.45-56(2017-09)ISSN03888517
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抄録農業者が自作できる低コストな農業用ハウスの開発を目的に,三重県熊野市育生町において竹を構造部材に活用した小規模(5×20m)な農業用ハウス「バンブーグリーンハウス(BGH)」を試作した。建設作業に要する時間は,両屋根型ハウスを模したBGH1号では延べ364時間,アーチ型ハウスを模したBGH2号では延べ267時間であった。竹の乾燥程度や強度のバラツキもあり構造計算による評価は難しいが,建設後47か月以上経過した現在においても大きな損傷は見られない。部材費はいずれのBGH(1a規模)においても16万円程度と,一般的なパイプハウスの約半分に減じることができた。ハウスの保温性については,冬季において同地点の外気温より日平均気温を2.5℃高く維持できることを確認した。以上から,今回試作したBGHはパイプハウスより資材費が安価であり,建設作業に関わる人件費やパイプハウスの耐用年数を勘案すると,農業経営上,有意性が認められる。小面積のほ場においても自作可能であることから,中山間地に位置する小集落での営農振興に役立つ可能性があると考えられる。また,地域内の放置竹林を伐採し竹材を調達することで,獣害の低減,里山環境の保全や人工林の保全にも寄与できるものと考えられる。
索引語パイプハウス;開発;竹;農業用ハウス;建設作業;保全;三重県熊野市育生町;時間;ハウス;冬季
引用文献数17
登録日2018年03月12日
収録データベースJASI, AGROLib

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