北海道日高管内軽種馬生産地帯の土壌と牧草のマンガン含有率

北海道日高管内軽種馬生産地帯の土壌と牧草のマンガン含有率

レコードナンバー920576論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014870NACSIS書誌IDAN0038751X
著者名水野 直治
前田 善夫
書誌名農業および園芸 = Agriculture and horticulture
発行元養賢堂
巻号,ページ93巻・ 1号, p.10-18(2018-01)ISSN03695247
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抄録北海道日高管内の軽種馬生産地帯の土壌と牧草のマンガン含有率を調べた結果つぎのことが明らかになった。1)可溶性マンガンである交換性マンガンは全含有率と相関がなく,土壌pHと高い負の相関がある。調査地帯の土壌pH5.0以下はほとんどないが,6.0以上の土壌は55%にも及んだ。2)植物体中Mnは黒ボク土を除き土壌pHと負の相関があり,特に褐色森林,グライ土,泥炭土で決定係数R2が0.5以上の高い相関がある。3)褐色低地土,灰色低地土の植物体Mn含有率はアメリカの馬の飼養標準(NRC)を大幅に下回る。その原因は土壌の塩基飽和度を大きく上回ることにある。褐色低地土にいっては塩基飽和度の平均値が165%にもなった。4)日高管内の背後の日高山脈には蛇紋岩やカンラン岩の母岩からなり,苦土含有率が著しく高い。そのため土壌pHは上がりやすい。北海道の土壌診断基準で草地の苦土含有率が30mg/kg以上の土壌は苦土の施用不要とあるが,軽種馬地帯牧場の苦土(MgO)含有率は60~133mg/kgにもなり,本来,苦土の低い黒ボク土でも平均値が62mg/kgにも達した。これがこの地帯の植物体Mn欠乏の主因である。
索引語土壌;土壌pH;負の相関;苦土;牧草;マンガン含有率;相関;黒ボク土;褐色低地土;塩基飽和度
引用文献数7
登録日2018年04月20日
収録データベースJASI, AGROLib

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