鹿児島県奄美大島における2015年のミカンコミバエ種群(ハエ目: ミバエ科)再侵入の飛来解析

鹿児島県奄美大島における2015年のミカンコミバエ種群(ハエ目: ミバエ科)再侵入の飛来解析

レコードナンバー921071論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014825NACSIS書誌IDAN00186121
著者名大塚 彰
松村 正哉
中村 浩昭
山口 卓宏
書誌名日本応用動物昆虫学会誌
別誌名Japanese journal of applied entomology and zoology
日本応用動物昆虫学会誌
巻号,ページ62巻・ 1号, p.79-86(2018-02)ISSN00214914
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抄録ミカンコミバエ種群Bactrocera dorsalis complex(ハエ目: ミバエ科)が2015年に鹿児島県奄美大島へ再侵入した。これは1980年に同県で根絶確認後35年ぶりの発生であった。同島において国外の発生地域からの航空機,船舶の定期航路はないことから,寄生果実の人による持ち込みの可能性は小さいと考えられた。そこで飛来による侵入の飛来源を推定するために,流跡線解析を行った。モニタリングデータによると,奄美大島での初誘殺によるサンプルは2015年6月30日に回収された。解析では,その誘殺トラップ上空で6月29日を起点としたいくつかの後退流跡線が24時間以内に台湾北西部に到達した。台湾北西部を起点とした順方向の流跡線は6月25日から29日にかけて継続的に奄美大島に到達した。さらに雄成虫1頭が7月3日に誘殺された久米島(奄美大島に距離的に近い島)を起点とした後退流跡線でも台湾に到達した。その他の飛来の可能性の有無を調べるために,奄美大島を起点とした7~9月の後退流跡線を計算した。その結果,流跡線は8月15日と25日に台湾とフィリピンに到達し,これらの地域からの気流の流れ込みが示唆された。以上の結果から奄美大島における8月半ばまでの再侵入の飛来源は台湾である可能性が示唆された。
索引語奄美大島;到達;再侵入;流跡線;台湾;可能性;後退流跡線;鹿児島県奄美大島;ハエ目;ミバエ科
引用文献数18
登録日2018年05月28日
収録データベースJASI, AGROLib

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